WBOは6月1日付けでS･フライ級チャンピオンの井岡一翔（Ambition＝写真）に対し、ランキング2位のフランシスコ・ロドリゲスJr（メキシコ）との指名試合をオーダーした。交渉期間は30日で、交渉がまとまらない場合は入札となる。

　同級1位にランクされているシーサケット・ソールンビサイ（タイ）はカルロス・クアドラス（メキシコ）とWBC正規王座決定戦を争う見通しで、この試合の勝者がWBCフランチャイズ王者フアン・フランシスコ・エストラーダ（メキシコ）とローマン・ゴンサレス（ニカラグア）の勝者と対戦する流れとなっている。こうした背景によってロドリゲスが指名挑戦者に認定された模様だ。

　井岡（32＝26勝15KO2敗）は昨年大みそかに田中恒成（畑中）を退けて2度目の防衛に成功。かねて他団体チャンピオンとの統一戦を望んでおり、交渉の行方が注目される。

　ロドリゲス（28＝34勝24KO4敗1分）は元WBOミニマム級王者で、2015年にWBO･L･フライ級王者ドニー・ニエテス（フィリピン）に判定負けして2階級制覇に失敗。昨年12月にはWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス（メキシコ）に挑戦予定だったが、マルティネスのけがにより中止となった。現在15連勝中。