L･ヘビー級の2団体統一王者アルツール・ベテルビエフ（ロシア＝写真）と挑戦者WBC1位マーカス・ブラウン（米）のWBCタイトルマッチの入札が28日行われた。結果はベテルビエフをプロモートするトップランク社が110万5000ドル（約1億2150万円）を提示し、100万1ドル（約1億1000万円）のTGBプロモーションズを抑えて開催権利を獲得した。同プロモーションはブラウンが所属するPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）のイベントを請け負っている。

　WBCによると報酬は王者が70、挑戦者が30の配分になる。ベテルビエフが保持するもう一つのIBF王座に関してはまだ触れられていない。IBFの指名挑戦者メン・ファンロン（中国）との一戦はコロナパンデミック以後、開催のメドが立っていない。

　一方、WBAフライ級王者アルテム・ダラキアン（ウクライナ＝写真）vs.挑戦者1位ルイス・コンセプシオン（パナマ）の入札が27日行われ、30万1000ドル（約3310万円）を提示したウクライナのユニオン・ボクシングが17万1010ドル（約1880万円）のパナマのD4Gプロモーションを抑えて興行権をゲットした。

　イベントは11月13日、20日、27日のいずれかにウクライナのキエフで挙行されるという。5度目の防衛戦となるダラキアンは20年2月以来リングに上がっていない。Photos by SUMIO YAMADA