明日30日（日本時間31日）ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノでゴングとなるWBAウェルター級レギュラー王座タイトルマッチの計量が29日行われ、王者ジャマル・ジェームス（米）が145.2ポンド（65.86キロ）、挑戦者4位ラジャブ・ブタエフ（ロシア）が146.2ポンド（66.31キロ）をマーク。リミットの147ポンドに合格した。WBAウェルター級のスーパー王者にはヨルデニス・ウガス（キューバ）が君臨している。

　ジェームス（27勝12KO1敗）は昨年8月、同級暫定王者に就き、その後レギュラー王者に昇格した。身長188センチから繰り出す右ストレートが武器で、強豪がしのぎを削るウェルター級ではダークホース的な存在。明日印象的な勝利を飾ってビッグマッチに名乗りを上げたいところだ。

　ブタエフ（13勝10KO無敗1無効試合）は2年前、同じロシアのアレクサンデル・ベスプーチンと今回と同じタイトルを争い判定負け。しかしベスプーチンから違反薬物が見つかり無効試合になった。2度目の世界アタックでどんな出来を披露するか注目される。

　セミ格ではウェルター級のセンセーション、ジャロン・エニス（米＝IBF4位）が世界挑戦歴を持ち、ジェームスと暫定王座を争ったトーマス・デュローメ（プエルトリコ）と10回戦。エニスは146.6ポンド（66.50キロ）、デュローメは146ポンド（66.22キロ）を計測。また全米にショータイムが中継する第1試合でWBAライト級2位ミシェル・リベラ（ドミニカ共和国）がマティアス・ロメロ（アルゼンチン）と10回戦を行う。Photos from Esther Lin/SHOWTIME