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重岡優大がプロ4戦目でWBO・APミニマム級王座獲得 小浦翼に2-0判定勝ち

2021年11月12日 20時16分

 WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦が12日、後楽園ホール「DANGAN245」のメインで行われ、元アマ全日本王者の重岡優大(ワタナベ)が元OPBF王者の小浦翼(E&Jカシアス)2-0判定勝ち。弟の銀次朗が返上した王座に就いた。スコアは115-113×2、114-114。

 小浦は19年3月、リト・ダンテ(フィリピン)に王座を奪われて以来のタイトルマッチで試合そのものも1年7ヶ月ぶり。今年2月に日本ユースL・フライ級王座を獲得した重岡はプロ4戦目でのタイトルアタックとなった。

 小浦とサウスポーの重岡が前の手で探り合いながら、中盤に重岡のジャブ、終盤に小浦の右ストレートが決まる互角の立ち上がり。小浦が右ボディストレートから崩しに掛かり、重岡は打ち終わりを狙った。駆け引きが多く、パンチを出すとクリンチ、もみあいというパターン。3回に偶然のバッティングで小浦が左目上をカットした。

重岡(右)はラスト3ラウンドを取って競り勝った

 中盤も互いに抜け出せない接戦が続いた。もみ合うシーンが多く、小浦がクリンチ際にボディ打ちを繰り出す。6回、小浦が右ストレートを決め、パワーで上回る重岡も譲らず左で応戦。小浦は7回にも右ストレートを決めてクリーンヒットで上回っていく。

 重岡は度重なるもみ合いに疲れてきたか。小浦が前に出るシーンが増えていった。少しペースダウンしていた重岡は10回、左カウンターを決め、11回も左を決めて攻めて盛り返す。最終回は最後の力を振り絞ってゴールテープを切った。

 日本9位の重岡は弟の銀次朗に続く前WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座獲得。4勝2KO。WBC9位、IBF12位にランクされる小浦は15勝10KO2敗。

重岡の話「やりながらどうしようかと考えてやっていた。小浦選手は強かった。この試合に勝って世界と思っていたけど出直します。一歩ずつ強くなろうと思います」

◇52.5キロ8回戦
荒川竜平(JB SPORTS)[TKO1回2分31秒]蒲山直輝(小熊)
 日本フライ級16位のサウスポー荒川に対し、蒲山はタイミングのいい右を数発出したものの、荒川は十分に引きつけてチャンスを待った。初回終了間際、荒川が左フックを振り抜くとこれがきれいに決まって蒲山の腰が落ちる。荒川がラッシュして蒲山がダウン。ダメージが大きくストップとなった。荒川は8勝4KO4敗1分。蒲山は5勝1KO5敗3分。

初回TKO勝ちの荒川

◇S・フライ級4回戦
五十嵐春輝(湘南龍拳)[TKO4回45秒]松井洋太(三迫)

◇63.0キロ4回戦
ジョーカーリョウ(KG大和)[3-0(40-36×3)]熊澤公佑(T&T)

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