WBAライト級レギュラー王者ジェルボンテ・デイビス（米）vs.挑戦者イサック・クルス（メキシコ）のズームによるオンライン発表会見が15日（日本時間16日）開催された。試合は12月5日、ロサンゼルスのステープルズ・センターでゴングが鳴る。

“タンク”ことデービスは当初、WBAライト級1位ローランド・ロメロ（米）と対戦する予定で先月、記者発表会見が行われた。ところがロメロに女性暴行容疑が発覚。警察が捜査に乗り出す動きを見せたため、ロメロは試合から外された。今月初め、IBF2位のクルスが代役に抜擢された。

　会見でデービスは「12月5日は花火が飛び散る。彼も私も突進する。2台の車が衝突する試合が待っている。年間最高試合の一つになるだろう」と発言。今回がサンタクルス戦、S･ライト級王座に挑んだバリオス戦に続き3回連続でイベントの模様が全米にPPV中継される。

“ピットブル”ことメキシコシティ出身のクルスは「世界にショックを起こす準備ができている。豪華なメキシコボクシングのチャンピオンになりスターの座に就いて見せる」と意気込みを語る。

　WBAライト級スーパー王者には今月27日ニューヨークで防衛戦を予定するテオフィモ・ロペス（米）が君臨する。