メキシコシティで開催されているWBC年次総会で、マウリシオ・スライマン会長がレジェンド2人によるエキシビションマッチの可能性を明かした。カードはフロイド・メイウェザー（米＝写真）vs.フリオ・セサール・チャベス（メキシコ）。メキシコか米テキサス州で来年行われる見通しだという。

　5階級制覇王者メイウェザーと3階級制覇王者チャベスは総会に出席。対戦の可能性が明らかになると笑顔でグータッチを交わした。ただエキシビションとしても年齢（メイウェザーが44歳、チャベスは59歳）の差があり、体重も現役を終えたウェルター級とほぼ変わらないチャベスと増量しているメイウェザーではハンディが大きいと思われる。インタビューでチャベスは「最長5ラウンドのエキシビションマッチ」と語っている。

　また2005年が現役最後の試合だったチャベスに対し、公式試合最後は17年、いまだにリング復帰の可能性が噂されるメイウェザーでは果たして実現するか疑わしいところがある。それもスライマン会長は「メキシカンが多い場所では人気を呼ぶだろう」と歓迎の姿勢を見せる。