前WBAミドル級チャンピオンの村田諒太（帝拳）が23日、WOWOWエキサイトマッチ2022年総集編の収録に臨んだ。番組は26日（月）午後9時からWOWOWライブで放送される。

　収録後に取材に応じた村田は「2022年はあっという間だった。統一戦が多かったし、ビッグマッチの多いいい年だった」とボクシング界の1年を振り返った。4月に自身が行ったゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）とのミドル級2団体統一戦については「8カ月まともにボクシングをやっていないので、もう2年、3年前のことのような感じがする」と現在の心境を語った。

　今月に入って米オーランドで開かれたWBA総会に出席した。13年に渡米した際はスター選手たちを目の前にしてすごく喜んだというが、「9年たってあっち側の人間になったというか（往年のスターに会っても）感動しないことが新鮮だった」と時代を感じたという。

　現在はたまに走る程度で「特にこの1カ月はボクシングらしいことはやっていない」そうだが、試合映像を見ると「悔しいな、もっとできるな、という気持ちが生まれる」という村田。進退をはっきりさせるのはまだ先になりそうだ。