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伏兵ロペスがIBFフェザー級新王者 ウォーリントンは地元でまさかの王座陥落

2022年12月11日 10時50分

 IBFフェザー級タイトルマッチが10日(日本時間11日)、英国リーズのファーストダイレクト・アリーナで行われ、指名挑戦者ルイス・ロペス(メキシコ)が2-0判定で王者ジョシュ・ウォーリントン(英)から王座を奪った。

 ロペスは大ぶりの右フック、左フック、アッパーを荒っぽく振り回していく変則的なボクシング。出入りが鋭く、フック系の強打に織り交ぜる内からのジャブ、上下の打ち分けが効果的だ。ウォーリントンは初回、早くも鼻血を出した。2回、偶然のバッティングでロペスが左目上から出血した。

 ロペスがパワーと派手なパンチでアピールし、ウォーリントンもガードを固めてプレスをかけてロペスに迫る。中盤はウォーリントンが動くロペスを接近戦に引きずり込もうとした。もみ合い、近距離の攻防が増える。距離があくとロペスはウォーリントンのガードの上から思い切りパンチを打ち込んでいった。

 ウォーリントンは終盤にピッチを上げ、ロペスの勢いもやや落ちてくる。王者は11回には左フックを決めて会場を沸かせた。それでもロペスが大きく崩れることはなく、小差の判定勝ちをもぎ取った。スコアは115-113×2、114-114。

 29歳のロペスは27勝15KO2敗。世界初挑戦をアウェーで実らせた。敗れたウォーリントンは31勝8KO2敗1分。「彼は私の脚と尻を殴った。レフェリーが仕事をしたとは思わない。接戦だった時間帯があったのは認めるが、ブロックの上を叩くワイルドなパンチはポイントにならない。このような形でタイトルを失ったことに打ちのめされている」と試合後は不満たらたらだった。

 セミのIBF女子バンタム級タイトルマッチは、王者エバニー・ブリッジズ(豪)が挑戦者シャノン・オコーネル(豪)に8回1分45秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

■フェザー級世界王者
WBAスーパー レオ・サンタクルス(メキシコ)
WBA リー・ウッド(英)
WBC レイ・バルガス(メキシコ)
IBF ルイス・ロペス(メキシコ)
WBO エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)

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