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ホープ松本圭佑が無傷の7連続KO勝ち「もっとパーフェクトなボクサーに」

2023年1月10日 22時49分

 2023年後楽園ホール初戦となった「第96回フェニックスバトル」が10日開催され、メインのフェザー級8回戦は、日本同級3位の松本圭佑(大橋)が濱口人夢(市野)に2回2分42秒TKO勝ち。デビューから7連続KO勝ちをマークした。

 また、千葉・習志野高出身で国体3位の実績を持つ佐伯侑馬(大橋)がB級デビュー。タイ人選手に3回TKO勝ちを飾った。

松本は3度ダウンを奪って勝利

◇フェザー級8回戦
松本圭佑(大橋)[TKO2回2分42秒]濱口人夢(市野)
 日本フェザー級3位の松本が初回から鋭く重いジャブで会場を沸かせ、右ストレート、アッパーにつなげていった。濱口もホープを食ってやろうと意気込み十分で、右オーバーハンドを思い切り振っていった。

 2回、松本が右を打ち下ろして濱口にダメージを与えると、そこからまとめて最初のダウンを奪う。立ち上がった濱口は「もっと来いよ」と挑発するがダメージは深刻。松本は眉間をバッティングでカットしながら、再び右を打ち下ろし、さらにダウンを2つ追加したところでストップとなった。松本は7勝7KO。初の後楽園ホールだった濱口は6勝6敗2分。

タイトル戦にもゴーサインが出た

 大橋会長は「日本3位だし今の動きを見ていたら勝負したほうがいい。相手のレベルが上がるほうが力が出る」と早期のタイトルアタックを視野。松本も「次がタイトルでも行くぞという気持ちです」と準備万端をアピールした。

松本の話「今日のテーマは打ち急がず長いラウンドを経験する。KOにこだわらずやろうと思ったけど、カットというアクシデントがあったので“終わらせちゃえ”と思ってしまった。今日のように被弾があるようでは上ではダメだと思うので、もっとパーフェクトなボクサーになれるようにがんばりたい」

多彩なパンチでコリアンファイターを翻弄した豊嶋(左)

◇S・フライ級8回戦
豊嶋海優(大橋)[TKO7回1分23秒]ゴー・ギチャン(韓国)
 元東洋大主将のサウスポー豊嶋がプロ3戦目。スピードで上回る豊嶋は初回から上下の打ち分け、内外の角度をつけたパンチでギチャンと力の差を見せつけた。2回終了間際には右フックを合わせてダウン。4回にも右フックで再びダウンを奪った。

 ワンサイドながらギチャンも意地を見せて後半は前に出て右強打を狙った。それでも豊嶋は足も使って有効打を決め続け、7回に豊嶋の左が決まったところで韓国コーナーがタオルを投入した。豊嶋は3勝2KO。元韓国S・フライ級&バンタム級王者のギチャンは10勝5KO7敗。

豊嶋の話「力みすぎた感じがある。ディフェンスを意識しすぎて7ラウンド目になった。自分の距離を意識した。もうあと何回かやらせてもらってランキングに入れたらこれからのボクシング人生でプラスになると思う」

◇フライ級8回戦
亀山大輝(ワタナベ)[3-0(80-72×3)]東健史(ARITOMI)
 日本L・フライ級7位のサウスポー亀山は上体を小刻みに揺すりながら東に迫った。亀山は2回から左ストレート、右フックのタイミングを合わせ始める。東は手数で勝負に出たが、後半に入ると亀山が東を突き放していく。7、8回、亀山は東を追い込んだが、東は被弾しながら最後まで旺盛な手数で抵抗した。亀山は10勝3KO5敗1分。東は6勝1KO13敗。

◇54.0キロ6回戦
池上渉(DANGAN郡山)[TKO6回2分10秒]冨田風弥(TRIBE SHIZUOKA)

◇50キロ6回戦
佐伯侑馬(大橋)[TKO3回2分38秒]プラチャノ・ミンプラチャ(タイ)

◇125ポンド6回戦
岩下千紘(駿河男児)[TKO1回1分38秒]アピチャート・クリンタイ(タイ)

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