19日、後楽園ホールの殿堂記念コーナーに故白井義男さんゆかりの貴重な品が特別展示された。白井さんがダド・マリノに15回判定勝ちし日本人初の世界チャンピオンとなってこの日で71年、「ボクシングの日」にちなんで公開された。

展示コーナー
殿堂記念コーナーはビル5Fの後楽園ホールに入って正面のショーウィンドウにある。以前から日本の名選手の記念品数点が収められているが、今回は白井さんのトランクスやシューズ、カーン博士が着けた関係者用リボンなどが展示された。
中でも、白井さんが現役時代から大切にしていたという扇子は、対戦相手はじめ26名ものサインが入った貴重なもの。タイトルを奪ったマリノ、防衛戦のタニー・カンポ、テリー・アレン、レオ・エスピノサ、そして王座を譲り渡したパスカル・ペレスの名前もある。これらは白井さん自らがサインを集めたという。

こちらが扇子
ほか、ファイティング原田とエデル・ジョフレの両ライバルを描いた米国画家のジュン・アキーノ氏の作品も飾られている。21年に二人がオンライン対面で再会したことにインスピレーションを受けたアキーノ氏が昨年完成させ、寄贈したものだ。
安河内剛JBC本部事務局長は、「小さなムーブメントかもしれないが、ボクシングにとって大切な日を忘れない、そういう思いを込めた展示です」とし、今後、日本ボクシング殿堂設立につながっていくことにも期待している。


