米カリフォルニア州インディオのファンタジースプリングス・リゾート＆カジノで27日（日本時間28日）行われたWBOミニマム級タイトルマッチは、挑戦者1位オスカル・コリャソ（プエルトリコ）が王者メルビン・ジェルサレム（フィリピン）に7回終了TKO勝ち。プロ7戦目でベルトを獲得した。

　1月、谷口将隆（ワタナベ）を2回TKOで破ったジェルサレムは初防衛戦。初回、予想有利のサウスポー、コリャソが右ジャブを当ててスタート。しかしジェルサレムは右ボディーを返し、2回には右ストレートを突き刺しリードする。

　3回にも右ボディーで攻勢をキープしたジェルサレムだが、4回、左ボディー打ちを口火にペースはコリャソへ傾く。5回、またも左ストレートを腹へ決めたコリャソは7回、ボディー打ちで王者を弱らせる。スリップダウンしたフィリピン人は挑戦者の追撃で劣勢に追い込まれる。ジェルサレムは8回開始前、コーナーを立つことができなかった。

　アマチュアでパンアメリカン大会優勝などの実績があるコリャソ（26）は7勝5KO無敗。ミゲル・コット・プロモーションズとゴールデンボーイ・プロモーションズにサポートされる。4ヵ月強の在位期間に終わったジェルサレム（29）は20勝12KO3敗。Photo by Golden Boy/ Cris Esqueda

■ミニマム級世界王者
WBA　エリック・ロサ（ドミニカ共和国）
WBC　パンヤ・プラダブスリ（タイ）
WBC暫定　重岡優大（ワタナベ）
IBF　ダニエル・バジャダレス（メキシコ）
IBF暫定　重岡銀次朗（ワタナベ）
WBO　オスカル・コリャソ（プエルトリコ）