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2015年9月27日日曜日

井岡一翔がフライ級初防衛、大差判定でソーサ下す

 27日エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でダブル世界タイトルマッチが行われ、メインのWBA世界フライ級タイトル戦は、王者の井岡一翔(井岡=写真)が同級10位ロベルト・ドミンゴ・ソーサ(アルゼンチン)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは119-109×2、120-108。

 4月にフアン・カルロス・レベコの9度目の防衛を阻み、3階級制覇を達成した井岡の初防衛戦。レベコと同じアルゼンチンのソーサは身長159.5センチながらリーチは173センチ(井岡は168.2センチ)で、確かにジャブはよく伸びる印象。スピードはあまりないが、ジャブ、左フック、右ストレートで井岡に迫った。

 井岡はジャブを軸にボクシングを組み立て、守ってはバックステップ、カバーリングでソーサの攻撃をシャットアウト。3回にはボディブローから右ストレートを決め、ジャブを外して再び右をヒットさせるなど挑戦者を翻弄しにかかる。ソーサは手数こそ多いが、有効な攻めができずにストレスの溜まる展開だ。

 リズムをつかんだ井岡はその後もソーサとの技量の差を見せつけた。挑戦者の攻撃をいなしつつ、打ち込んでいく右カウンターやボディブローは精度が高い。一方、S・フライ級を主戦場としてきたソーサは身体も心もタフだ。これを感じた井岡は決して強引には踏み込まず、コツコツと着実に挑戦者にダメージを与え続けた。

 10回に入り、奮闘していたソーサがようやく下がり、ロープを背負い始める。井岡はボディ攻撃で追い込んでいくが、ここでもアルゼンチン人の心は折れない。最終回は逆転KOを狙うソーサが最後の力を振り絞って前へ。これをしのいだ井岡が右ボディアッパーを決めると、ソーサは悶絶しかけたが、終了のゴングまで歯をくいしばって耐え抜いた。

 リング上で井岡は「KOを見せたかったけど、勝てたことは良かった。この階級に井岡一翔がいるということをアピールしていきたい」とファンにあいさつ。戦績は18勝10KO1敗。次戦は年末のリングが濃厚だ。最後まで闘志を見せたソーサは26勝14KO4敗1分。