24日（日本時間25日）にメキシコシティのアレナ・シウダー・デ・メヒコで行われるWBCシルバーS・バンタム級タイトルマッチの前日計量があり、王者アラン・ダビ・ピカソ（メキシコ）が55.10キロ、挑戦者アザト・ホバニシャン（アルメニア／米）が55.20キロでクリアした。

　この試合について一部メディアはWBC同級挑戦者決定戦として行われると伝えている。いずれにせよ地元期待のWBC1位ピカソ（28勝16KO1分）は勝って4団体統一王者の井上尚弥（大橋）挑戦に前進したいところだ。計量後ピカソは「10ラウンドまでにKOする」と宣言した。昨年2月のルイス・ネリ戦以来の試合となるホバニシャンは21勝17KO4敗。

　なおイベントのメインは元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr（米）のエキシビションマッチ。昨年6月に同じくエキシビションで対戦した元有名ギャングの孫ジョン・ゴッティ三世（米）を相手に、ボクシングルールの8回戦に臨む。計量でメイウェザーは72.90キロ、ゴッティは82.30キロをマークした。

　2021年度に国際ボクシング名誉の殿堂入りを果たした“マネー”メイウェザー（47）は、有名ユーチューバーのローガン・ポールなどとのエキシビションマッチで相変わらず高額を稼いでいる。ゴッティ三世（31）とは前回、米フロリダ州で対戦し6ラウンドに発生した乱闘で勝負がつかなかった。明日はその因縁を引きずってのリマッチとなる。ゴッティ三世はこれまで2勝1KO無敗のレコード。

　また同じリングでかつてメイウェザーと対戦した元ウェルター級王者ビクトル・オルティス（米）がロドリゴ・ダミアン・コリア（アルゼンチン）と8回戦を予定。両者はハカリに乗ったがなぜか体重は公表されず。オルティスはかなり太めに見え、エキシビションに変更されるともいわれる。photos/Zanfer