2015年10月17日土曜日

亀田興毅が引退を表明「オレは今日で終わりです」

「すっぱり、やめますよ」――16日(日本時間17日)米国シカゴのWBA世界S・フライ級タイトルマッチで、チャンピオン河野公平(ワタナベ)に0-3判定負けした亀田興毅(28歳=写真)が試合後に現役引退を表明した。

 日本メディアの囲み取材に応じた敗者亀田はまず河野との12ラウンズを「お互いが頑張った、いい試合だった」としつつ、こう振り返った。「結果がすべてですけど、2回のスリップはダウンだと思うし、減点にしてもそこまでローブローじゃなかった。ボクシングは流れやから、前半であれだけポイントのロスがあると戦い方も変わりますね」。2回のダウン、そして3回の2度の減点で思いがけず大量失点し、それを挽回するために中盤は前に出て手を出した。「序盤が勝負の別れ目」とは相手の河野にも共通する感想だが、亀田にすれば「勝負の神様が微笑んでくれなかった」。

 と、レフェリーの裁定に少し未練を語っていたところで、亀田が「悔いはない。この試合が終われば、やめるつもりだった」と衝撃の引退表明。「ラストファイトのつもりやったから一生懸命練習したし、30歳でやめると決めていたし、すっぱりやめますよ」。勝って4階級目のベルト獲得は逃したが、「3階級制覇したし満足。まだ他にやりたいこともあるし。いいボクシング人生を送ることができて満足です」。

 判定が出た瞬間は「ああ、終わった」と感じたという。亀田は淡々と報道陣の質問に答えていったが、サングラスで隠した腫れた目にはうっすら涙も。「俺はきょうで終わりです」。