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ライトヘビー級名王者ボブ・フォスター死す

2015年11月23日 8時58分

 元世界L・ヘビー級チャンピオンのボブ・フォスター氏が21日、米ニューメキシコ州アルバカーキの病院で死去した。77歳。妻のローズさん、子息たちらに見守られ静かに息を引き取ったという。

 テキサス出身でアルバカーキで生涯を過ごしたフォスター氏は1968年、ニューヨークのMSGでディック・タイガー(ナイジェリア)に4回KO勝ちで世界L・ヘビー級王座獲得。左フック一撃で倒したもので、タフネスを誇ったタイガーがキャリアで唯一喫したKO負けだった。190センチの長身から繰り出す右ストレート、左フックに抜群のパワーを秘め、73年までこの王座を14度防衛。これはダリウス・ミヒャルゾウスキ(ポーランド=WBO)に破られるまで長らくクラスレコードだった。

 同時にヘビー級王座にも意欲を示し、70年にジョー・フレージャー、72年にモハメド・アリに挑戦。しかしフレージャーには2回で粉砕され、アリにも7度ダウンを喫した挙句、8回KO負け。悲願は達成できなかった。生涯戦績は56勝46KO8敗1分。

 米国空軍にも在籍したフォスター氏は引退後、現役当時から兼業だったアルバカーキの保安官に就任。90年、国際ボクシング名誉の殿堂第1回目で殿堂入りを果たした。5年近く前まで地元のジムで後進の指導にも当たっていた。

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