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細野悟が下田昭文に2-1勝ち、Fe級サバイバル対決

2015年12月29日 18時13分

 日本フェザー級タイトルマッチが29日、有明コロシアムで行われ、チャンピオンの細野悟(大橋=写真)が元WBA世界S・バンタム級王者で現日本フェザー級1位の下田昭文(帝拳)に2-1判定勝ち。5度目の防衛に成功した。スコアは97-92、96-93、もう一人は96-95で下田を支持した。

細野(右)はKOを狙わず下田に競り勝つ

 4度目の世界挑戦を目指す細野と、フェザー級で世界2階級制覇を目論むサウスポー下田が日本タイトルマッチで激突した。スタートは細野がそれほどプレスをかけず、どちらかと言えば下田が圧力をかける展開。細野は強打を封印し、シャープなパンチを心がけている。ジャブのように軽打で当てる右が効果的だ。よく動きながらボクシングを組み立てる下田は3回に左をヒットさせて攻撃姿勢を強めたが、4回に入ると細野が前へ。ともに決定打はないまま前半戦が終了し、採点は2人が48-47で細野、1人が49-47で下田を支持した。

 後半に入ると中間距離の攻防が激しくなり、6、7回は細野がボディブローや左アッパーを決めるなどわすかに優勢な印象。下田は公開採点を聞いて少し焦ったようにも見えた。8回に下田はローブローで減点1。直後に左ストレートを立て続けにクリーンヒットして会場を沸かせたが、減点は痛かった。9、10回は互いに力を振り絞っての総力戦。激しく打ち合って試合を終えた。

 ここ最近いいところのなかった細野だが、今回はしっかり仕上げていた。WBA3位、WBC11位、IBF5位、WBO6位につける細野は「すごく緊張した試合で、また強くなれたと思う。必ず世界チャンピオンになります」と4度目の世界挑戦をアピールした。戦績は30勝20KO2敗1分。

 下田は昨年2月にマカオでマルビン・ソンソナ(比)にKO負け。今年6月に1年4ヵ月ぶりに復帰して2連勝したが、細野の世界ランクを狙った大一番一番に敗れ、戦績は30勝13KO5敗2分となった。

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