2016年7月20日水曜日

和氣慎吾4度ダウン、グスマンに11回TKO負け

 大阪ダブル世界タイトルマッチのセミで行われたIBF世界S・バンタム級王座決定戦は、元OPBF同級王者で1位の和氣慎吾(古口)が2位ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に11回2分16秒TKO負け。決定戦は前王者カール・フランプトン(英)の王座返上によるもの。

 スピードが自慢のサウスポー和氣と100%のKO率を誇るグスマンの一戦。初回、軽快に動き出した和氣はワンツーを上下に打ち分け、動きはいいように思われたが、ラウンド中盤からグスマンがグイグイと前へ。和氣はフットワークとダッキングで防御するが、しのぐのが精いっぱいというムードだ。

 グスマンは2回も攻勢に出た。バッティングで和氣が右ほほから出血し、レフェリーにバッティングをアピールした直後、襲い掛かったグスマンの右が決まり、和氣がヒザをキャンバスにつくダウン。グスマンはさらに手を緩めず襲い掛かり、今度は右から左フックを浴びせると、よろめいた和氣がグローブを床にタッチして2度目のダウン。立ち上がった和氣は何とかコングに救われた。

 3回に入ると和氣は足を使い、ボクシングを立て直そうと試みた。しかし、流れを押し戻すことはできず、グスマンの巻き込むような左で倒される。スリップのようにも見えたが、これがダウンの判定。4回も劣勢の和氣は、5回に右ストレートを食らって背中からキャンバスに叩きつけられた。このラウンドの終了ゴング直後に左フックをもらい、力なくコーナーに崩れ落ちる不運も。

 敗色濃厚の和氣は6回から反撃開始。果敢にワンツーを打ち込み、7回にはバックステップで下がるグスマンを追いかけ続けた。終盤は攻める和氣に対し、疲れも見え始めたグスマンはアウトボクシングで対応。和氣は大きく顔を腫らしながらあきらめずに攻め続けたが、11回、グスマンが攻勢に出たところで主審が試合を止めた。和氣は20勝12KO5敗2分。グスマンは22勝22KO1無効試合。