2016年12月31日土曜日

田中恒成8戦目で2階級制覇、フエンテスを5回TKO

 岐阜県岐阜市の岐阜メモリアルセンターで愛ドームにて行われたWBO世界L・フライ級王座決定戦、同級1位モイセス・フエンテス(メキシコ)と同2位で前WBO世界ミニマム級チャンピオン田中恒成(畑中)の一戦は、5回1分52秒TKOで田中恒成がフェンテスを下し、井上尚弥(大橋)と並ぶプロ8戦目の日本最速タイで2階級制覇を達成した。

 21歳の若き才能、田中恒成のベストファイトを披露した。開始から田中はフエンテスをよく見て動き、効果的な距離を取って鋭いジャブ、右ストレート、左フックで早くもフエンテスの頭部を跳ね上げた。動きの重いフエンテスは2回にエンジンをかけて左フックで襲い掛かるが、田中のスピードの前に攻撃は不発だ。

 田中はラウンドを重ねても自在のステップで左右を放ち、フェンテスを蹂躙。3回には右ボディから顔面への右ストレートをヒットさせ、鼻から出血したフエンテスは苦しそう。田中は4回にボディブローを浴びせてさらにダメージを与えた。

 最終ラウンドとなった5回。田中はフエンテスをロープに押し込んで連打し、右を打ち込むとメキシカンはヒザが折れてダウン寸前。田中の更なる連打で崩れ落ちると、レフェリーはフェンテスを抱き抱え、即試合をストップした。田中は8勝5KO無敗。元WBO世界ミニマム級、元WBO世界L・フライ級暫定王者のフエンテスは24勝13KO3敗1分。