April
26
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

20°C Mist
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 内山高志リベンジならず、コラレスに1-2判定負け

内山高志リベンジならず、コラレスに1-2判定負け

2016年12月31日 22時40分

  WBA世界フェザー級スーパー王座戦が31日、大田区総合体育館「THE BEST OF BEST」のメインイベントで行われ、前王者で挑戦者2位の内山高志(ワタナベ)は王者ジェルレス・コラレス(パナマ)に1-2判定負け。スコアは117-110、115-112でコラレス、114-113で内山。

内山は終盤の追い上げ及ばず雪辱ならず

 4月にスーパー王者の内山を2回TKOで沈めたコラレスと、V12を阻まれた内山のダイレクトリマッチ。前回の反省を生かしてガードを高く上げる内山に対し、コラレスは今回も左右のフックを思い切って打ち込んだ。スイッチしながら打つのも前回と同じ。内山がパンチを外すと場内から歓声が沸き起こった。

 2回に入ると、コラレスはひきつけてカウンターを狙ったり、いきなり打ち込んでみたりと老獪なところを見せる。低い姿勢でスピードがある上にスイッチを繰り返すなど変則ぶりは相変わらずだ。内山は攻撃をはぐらかされ、逆にコラレスのコンビネーションを必死に防ぐ姿が目を引いた。

 5回に内山はコラレスからダウンを奪うが、これはスリップのようにもみえ、コラレスにダメージはなし。中盤もコラレスのペースで試合は進んだ。コラレスは内山のパンチを警戒し、ニックネームのインビシブレ(見えない)の本領を存分に発揮し始めた。

 劣勢の内山は9回、コラレスの攻撃をしのいでから反撃。右を打ち込むと、コラレスがクリンチで逃れ、会場は大歓声。10回も攻め、右を打ち込んでコラレスにダメージを与える。ボディブローも効果的で、内山は一気に仕留めにくが、コラレスはクリンチとホールドを連発してピンチをしのぐ。

 11、12回も内山は攻めたが、コラレスも必死。最終回スタートではシューズのひもをほどいて時間稼ぎをするというクラシックな戦法も使い、決定打を許さずに逃げ切った。コラレスは21勝8KO1敗1無効試合。リベンジ失敗の内山は24勝20KO2敗。終盤の追い上げは及ばなかった。

内山「悔しいけどこれが本当の実力。コラレスは強かった。後半あたるかと思ったけど、あたらなかった。前回よりはさっぱりと言えばさっぱりしてます。ポイントで負けたので」

Related article
関連記事