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2018年8月10日金曜日

奥本貴之が久高寛之に判定勝ち 日本SF級新王者

 日本S・フライ級タイトルマッチ10回戦は10日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われ、挑戦者の同級1位、奥本貴之(26=グリーンツダ)がチャンピオンの久高寛之(33=仲里)をを3-0の判定で下し、初の王座に就いた。奥本は2度目のタイトル挑戦を実らせた。

 グリーンツダジムは11日、大阪府枚方市立総合体育館で初防衛戦を行う日本ウェルター級王者、矢田良太(29)に続き2人目の日本王者となった。

 サウスポーの奥本はかつてグリーンツダジムに所属していた7歳先輩の久高相手に開始から前に出てストレートを繰り出した。今年4月、38歳の翁長吾央(大橋)との王座決定戦を2-0の判定で競り勝ち、キャリア16年目で念願のタイトルを手中にした久高は余裕を持って対応、ボディへのパンチを狙うも奥本の動きが速くとらえ切れない展開。

 3回、バッティングで久高は右目上をカット。ハンディを背負った久高はこの回、4回と接近戦に出て、ボディ連打から顔面へのフックを浴びせて、奥本の動きを封じにかかった。しかし、フットワークがいい奥本は5回に左ストレートを2発、3発とヒット。この回終了時の公開採点でジャッジ3人とも奥本リードで後半戦に。

 後半も一進一退の攻防が続いたが、久高はパワーで圧倒する場面がつくれず、逆に奥本の反撃を受けてしまった。ドクターチェックが2度も入った流血の久高は最終回、執念で連打を放ったものの仕留めることができずゴングを聞いた。採点は3人とも96-94で奥本の手が上がった。

 奥本は「14歳の時に久高さんらにフィリピン合宿に連れていってもらった。久高さんの大きな背中を見て、ボクサーとしてここまで来ることができました。久高さんは強かった」と感無量の表情。

 初防衛に失敗した久高は「やりにくいと思っているうちにラウンドが進んでしまった」と不完全燃焼を悔やんだ。新王者の奥本は20勝10KO7敗3分、敗れた久高は26勝11KO18敗2分。

 アンダーカードは強力メンバーが登場。74キロ8回戦は元OPBF・S・ウェルター級、元日本同級王者の野中悠樹(井岡弘樹)がタイ国ミドル級王者に判定勝ち。4月のIBF2位決定戦で井上岳志(ワールドS)に敗れてからの再起戦を飾った。

 132ポンド10回戦はハードパンチャーの日本ライト級15位、仲村正男(渥美)がフィリピンS・フェザー級5位に終始シャープな連打で戦意喪失させて5回TKO勝ち。

 また、72キロ8回戦は、昨年の全日本ウェルター級新人王にあと一歩届かなかった井岡弘樹ジムのホープ、安達陸虎がインドネシア・ミドル級6位を3回に左フック1発でキャンバスにはわせた。

◇日本S・フライ級タイトルマッチ10回戦
奥本貴之(グリーンツダ)[3-0(76-74×3)]久高寛之(仲里)

◇72キロ8回戦
安達陸虎(井岡弘樹)[KO3回1分59秒]マキシ・ナハク(インドネシア)

◇132ポンド10回戦
仲村正男(渥美)[TKO5回終了]マルボン・ボディオンガン(フィリピン)

◇74キロ8回戦
野中悠樹(井岡弘樹)[3-0(77-75、79-74×2)]ナッタウット・マサムイン(タイ)