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パッキャオ、リオスに大差判定勝ち

2013年11月24日 14時49分

 元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が24日、中国マカオのベネチアン・リゾート・コタイ・アリーナで復帰戦を行い、元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(米)に大差3-0の判定勝ちを収めた。スコアは120-108、119-109、118-110。試合はWBOインターナショナル・ウェルター級王座決定戦として行われた。 パッキャオは昨年12月にフアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)に衝撃の6回KO負けしてから約1年ぶりととなる再起戦。好戦的なリオスを相手にその復調ぶりが注目された。

マニー・パッキャオ(ボクシングニュース)
リオスを攻め立てるパッキャオ(右)

 パッキャオは初回、ガードを固めるリオスに対して左のダブル、ボディブローなどを打ち込んで好スタートを切った。2回に入ると前に出てくるリオスに対し、足を使いながらコンビネーションを打ち込んでボクシングを組み立てた。リオスの圧力を受けてロープを背負う場面も何度かあった。

 パッキャオは多彩なパンチを繰り出して、リオスの固いガードを崩そうと試みた。5回に左ストレートをクリーンヒットさせると、後半はワンサイドゲーム。7回あたりからリオスの顔の腫れが目立ち始め、動きも鈍る。パッキャオは強振せず、コンパクトなパンチをヒットさせ続けた。

 KOへの期待が高まったが、連敗からの脱出を図るパッキャオは無理に倒そうとはしなかった。最後までリオスにコツコツとダメージを与え続け終了のゴングを聞いた。

パッキャオの話「前の試合で痛い目にあっていたので慎重に戦った。カウンターを慎重に繰り出した。リオスはタフだし簡単な相手だとは思っていなかったが、私がスピードで上回っていた。もっと速い相手でも対応できる。次はラスベガスで試合がしたい」Photo/SUMIO YAMADA

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