大橋ジムは27日、横浜市内のホテルで会見を開き、「怪物高校生」と評判の藤木勇我(18歳)のプロ転向を発表した。4月のフェニックスバトル(大橋ジム主催)で公開プロテストを行い、プロデビュー戦は6月10日に開催されるこれもフェニックスバトルで計画されている。S・フェザー級でスタートするという。
藤木は大阪興國高校で世界ユース選手権優勝などアマチュア9冠、49戦して負け知らず。昨年11月の全日本選手権では高校生ながら、しかも階級を上げてウェルター級で出場し、優勝してみせた。早くからプロ転向の意思を明らかにしていたが、この日の会見で正式に大橋ジムから世界を目指すことを発表した。

PHOTO/NAOKI FUKUDA
会見で藤木は「THE KING」と紹介を受けた。名付け親はやはり大橋秀行会長。ご存じの通り井上尚弥に「モンスター」の異名を授けたのも大橋会長だったが、藤木に寄せる大きな期待がうかがえた。「(藤木は)日本の至宝。必ず世界チャンピオンにします」とあいさつをした大橋会長は藤木について、スピードやパンチ力、テクニックなどの要素のみならず「人間的な真面目さも10点満点」と絶賛。「軽量級では井上尚弥がほとんどやり尽くしたと言っても過言ではない。中量級では藤木だと思っています」と語った。
藤木の第一声は「小さなころから見ていた(プロの)舞台なので、そのスタートだと思うとワクワクします」。そして「日本人で中量級の世界チャンピオンになるのはとても難しいと思いますが、自分がそれを、必ず世界チャンピオンになって、憧れである井上尚弥さんのようになりたい」と宣言した。THE KINGの異名も「めちゃくちゃ気に入っています」とのことだ。
プロでは岡田誠一、鈴木康弘の両トレーナーが大器藤木を担当する。藤木はすでに横浜の大橋ジムで毎日練習しており、先日は後楽園ホールでS・フェザー級トーナメントを観戦。「実際に見て勉強になった部分もあったし、自分が戦うことも想像しました。そういうところを超えないと上には行けないし、勝つ自信もある」と語っていた。