9日、東京・後楽園ホールで開催された『LIFETIME BOXING FIGHTS31』。メインイベントで行われた日本フェザー級王座決定10回戦は、1位の岡本恭佑(HKスポーツ)が2位の嶋田淳也(志成)を98-92、98-92、99-91の大差3-0判定勝利。新チャンピオンに輝いた。

ペースを握り、嶋田に右ストレートを放つ岡本㊨
セミファイナルのOPBF東洋太平洋女子S・フライ級王座決定8回戦は、福家由布季(三迫)がワン・シーディ(中国)に右を痛打した後の連打でストップに持ち込み、5回1分40秒TKO勝ち。新王者となった。また、前座ではホープのひとり、由良謙神(志成)が自身納得のTKO勝利を飾っている。
◆日本フェザー級王座決定10回戦
岡本恭佑(HKスポーツ)[判定3-0(98ー92、98ー92、99-91)]嶋田淳也(志成)
岡本の華麗な攻撃的アウトボクシングが最後まで冴えまくった。左ジャブの差し合いでスタートしたこの試合、単発的にボディーを狙う嶋田に対し、岡本はシャープに間断なく突いてリズムに乗ると、小さなステップワークも冴えて嶋田に付け入る隙を与えない。
3回、左右アッパー、跳びながら打つ左フックとヒットした岡本は、いよいよ調子に乗ると、その後もフェイントをかけながらの左ジャブで嶋田をコントロール。嶋田の右目下が次第に腫れ出した。5回終了時の公開採点は49-46が二者と50-45でいずれも岡本がリード。
序盤は右を封印していた嶋田だが、そのうちに岡本の左が邪魔で出せなくなり、意を決して打てばリターンのワンツーを岡本に打たれる。7回には嶋田の前進に岡本が強烈な右カウンターを合わせて会場を沸かせた。
愚直に前に出て右強打を狙う嶋田に対し、軽やかなステップワークでかわしざま右カウンターを強打する岡本。すっかり自由奔放にリングを舞った。多彩なフェイントをかけた上での左ジャブ、右ストレート、打ったら動く足と上体。基礎がしっかりあるからこそ大胆に放つ右アッパーが、実に効果的にヒットした。

北九州に日本チャンピオンベルトをもたらした岡本㊧と桑原秀彦会長
「もっと満足できる内容にしたかった。ここからがスタートです」とうな垂れた岡本。だが、ジム初の王者誕生に加え、ちょうどこの日が22歳の誕生日とダブルで祝福されると、傷ひとつない満面の笑顔を浮かべた。
岡本は13勝7KO1敗1分。初黒星の嶋田(28歳)は9勝3KO1敗1分。

日本人対決をアピールした由良
◆S・ライト級8回戦
由良謙神(志成)[TKO5回1分32秒]ムラティハン・アイボレ(中国)
OPBF13位の由良がじりじりと相手を攻め上げて、2回に右を顔面に決めて、5回に右をボディーに突き刺して2度のダウンを奪う会心の勝利。
左右にスイッチし、ショートブローを狙うムラティハン・アイボレを、小さなステップと小さなボディーワークでかわしながらじわじわとプレスをかけた由良。2回にサウスポーになった相手の右フックから左ストレートに対し、右ストレートを合わせてダウンを奪う。
その後も、攻めに力むことなく丁寧に間合いとリズムをキープ。3回に右アッパーから左ボディーフックで効かせると、5回、右ショートストレートでボディー一閃。たまらずヒザを着いたムラティハン・アイボレの様子を見て、レフェリーが試合を止めた。
由良(24歳)は5勝4KO。ムラティハン・アイボレ(25歳)は9勝1KO3敗3分。
◆OPBF東洋太平洋女子S・フライ級王座決定8回戦
福家由布季(三迫)(中国))[TKO5回1分40秒]ワン・シーディ
◆S・フライ級8回戦
重里侃太朗(志成)[判定3-0(80-72、80-72、80ー72)]ラードチャイ・チャイヤウェード(タイ)
◆65.0kg契約8回戦
星大翔(DANGAN)[TKO2回2分15秒]ラッタコン・タッサウォン(タイ)
観衆=760人


