チューを4度ダウン! ムルタザリエフ3回TKO防衛 フロリダのIBF・S・ウェルター級戦
2024年10月20日 11時57分
2024年10月20日 9時15分
現地時間19日、ドイツのブランデンブルク州ファルケンセのシュタットハレでIBF世界スーパーミドル級王座決定戦が行われ、同級1位のウィリアム・スクール(キューバ/167.75ポンド)が同級2位のウラディミール・シシュキン(ロシア/167.75ポンド)に12回3-0判定勝利を収め、新王者になった(116-113、116-112、115-113)。
この王座は長らくサウル・アルバレス(メキシコ)が保持していたものの、スクールとの指名防衛戦を回避し、ベルランガ戦を強行したため王座剥奪、空位となっているもの。エフゲニー・シュウィデンコ(ロシア)との挑戦者決定戦に勝ちあがり約2年3ヵ月も1位として待たされていたスクールにとって念願の世界戦だった。
両者、左を出しながら出方を探る初回を終え、2ラウンド序盤にスクールは肩越しの右が浅くヒットし、3ラウンドにも右フック。4ラウンドはシシュキンも右フック、右アッパーを返す。
中盤、お互いに決定的な場面をつくることができず競った展開ながらスクールはこれまで通りロープを背にし、カウンターを狙う場面が多く、手数はシシュキンがやや優勢。
終盤に入っても展開に大差はない。ややクリンチが増えヤマ場の少ないまま迎えた11ラウンド半ば、シシュキンの右ストレートを外したスクールの右アッパーが浅くアゴに入る。しかし最終回、シシュキンのコンビネーションが浅く入るとスクールは足をバタつかせながらマウスピースを落とし、タイムに助けられるなど急激に展開が慌ただしくなったが、シシュキンも疲労からバランスを崩すなど攻めきることができなかった。
16年11月にアルゼンチンからプロデビューし、後にドイツへ移った32歳のスクールは23戦全勝9KO。33歳のシシュキンは16勝10KO1敗となった。
アンダーカードでは元IBF世界ミドル級王者で現在IBF同級8位のビンセンツォ・グアルティエリ(ドイツ)がミドル級8回戦に出場、ホブ・エセキエル・エレラ(アルゼンチン)に1ラウンド2分ジャストのKO勝利を飾った。
上背で一回り小さいエレラに対し、開始からグアルティエリがじりじりとプレスを掛けると早くもエレラはロープ伝いにサークリング。パンチを放つもののやや腰が引けている印象。この回半ば、スイッチしながらグアルティエリがエレラをコーナーに詰め、コンパクトな左アッパーを放つとアゴにクリーンヒットされたエレラが崩れ落ちた。ゆっくりと身体を起こそうとエレラが立ちあがったところで10カウントとなった。
31歳のグアルティエリは23勝8KO1敗1分とし、ジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)との王座統一戦に敗れてから再起2連勝。敗れたエレラは12勝6KO3敗1分。
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