元王者ノックアウトが岩田翔吉戦から再起 

現地時間5日、タイのチョンブリにてペッチンディー・プロモーション主催興行が開催。メインイベントのWBCアジア・ライトフライ級王座決定戦では、前WBC世界ライトフライ級王者で同級1位のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ/108ポンド)が3月の岩田翔吉(帝拳)戦以来約5ヵ月ぶりの再起戦に臨んだ。ゾン・ユイジェ(中国/108ポンド)に10回判定勝利を収め、王座獲得&再起に成功した(3対0/98-92×2、99-91)。

開始から積極的にパンチを出すユィジェに対し、上背で劣るノックアウトは丁寧にブロックし、合間に左を突く。2ラウンド、ノックアウトは左アッパーを上下に混ぜながらコツコツとダメージを与えてペースを掴む。果たして4ラウンド終了時の採点は3-0でノックアウト優勢と発表された。

中盤、有効打数ではノックアウトが圧倒するもののユイジェは戦意旺盛で、たじろぐ素振りを見せず懸命に反撃を試みる。8ラウンド終了時の採点も3-0でノックアウト優勢とアナウンス。9、10ラウンドもノックアウトのアッパーで何度も顔を跳ね上げられるユイジェだが、ダウンは拒否、懸命に手を出しゴングを聞いている。35歳のノックアウトは30勝11KO2敗。ハートの強さは証明したユイジェは18勝8KO12敗2分(来日戦績は1敗)。

セミファイナルのWBCアジア・スーパーフライ級タイトルマッチはチャンピオン、クマンドーイ・ペッチンディーアカデミーのリングネームで日本でもお馴染みのナムチャイ・ディロクプラフック(タイ)が挑戦者、ルオ・チェンハオ(中国)に10回判定勝利。王座防衛に成功した(3対0/97-93×2、96-94)。

サウスポーのチェンハオが出入りしながら積極的にパンチを出して行くと、王者は冷静に外しながらパンチを返す。2ラウンドに入り、クマンドーイは右を多用しながら前に出ようとするが、チェンハオも懸命に打ち返し、4ラウンド終了時の採点は3対0で王者優勢。一進一退のままラウンドが進むもののチェンハオは細かいパンチをまとめ、6ラウンドは左ストレートをヒット、クマンドーイが苦笑いを見せた。

8ラウンド終了時の採点は78-74(3者)の王者優勢と発表されたが、中盤のクマンドーイはロープを背にする時間が増えたこともあり、ややチェンハオに不運な採点の印象だった。9ラウンドもチェンハオの左ストレートを食い、足を滑らせたクマンドーイ。これはスリップと裁定されたものの、最後までチェンハオの攻勢に圧され気味の印象を残した。

5月、宝珠山晃(三迫)との決定戦で獲得した王座の初防衛に成功した32歳のクマンドーイは12戦全勝6KO。WBCで21位、WBOアジアパシフィックでは15位にランクされている。一方、不運な採点に涙を呑んだチェンハオは8勝4KO3敗1分(来日戦績は1勝)。

試合結果(日本語)
シェアする
OFFICIAL SNS
タイトルとURLをコピーしました