明日2日（日本時間3日）英国マンチェスターのAOアリーナでゴングが鳴るミドル級12回戦の計量が１日行われた。出場するリアム・スミス（英）はリミットの160ポンド（72.57キロ）、クリス・ユーバンクJr（英）は159.3ポンド（72.26キロ）をマークした。

　両者は今年1月に同アリーナで対戦し、予想不利のスミス（32勝19KO3敗1分＝WBOミドル級2位）がユーバンクJr（32勝23KO2敗＝WBC4位）に4回TKO勝ちを収めた。両陣営には再戦の契約があり、プロモーターの「BOXXER」が試合を締結した。下馬評はスミス有利を唱えるメディアが多い中、今回は手堅く判定勝ちする――が主流になっている。

　ミドル級はWBC王者ジャモール・チャーロ（米）が2年以上も不活動ながら王者に君臨。WBA王者エリスランディ・ララ（キューバ）も1年以上リングを離れているが試合予定がない。

　IBFは7月、イタリア系ドイツ人のビンセンツォ・グアルティエリがエスキバ・ファルカン（ブラジル）との王座決定戦に勝って新王者に君臨。WBOジャニベク・アリムハヌリ（カザフスタン）との2団体統一戦が10月14日、米テキサス州で開催される。今後、明日の試合の勝者がどの団体の王者にターゲットを絞るか注目される。Photo by Lawrence Lustig / BOXXER