ジョシュアがクチリコ戦へ、ヤファイWBA・SF級王者
2016年12月11日 12時32分
2016年12月11日 11時19分
ニュージーランド・オークランドのビクター・アリーナで10日行われたWBO世界ヘビー級王座決定戦は、ランキング1位ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が3位アンディ・ルイス(メキシコ)を2-0のマジョリティー判定で下し前王者タイソン・フューリー(英)が返上したベルトを継承した。フューリーは10月、薬物とアルコール依存症を理由に自ら王座を放棄していた。
両者は3年前、ラスベガスでスパーリングを行った経緯があった。序盤、手数を出して先制したルイスに、地元のパーカーは4、5回とジャブを駆使して挽回。そのまま中盤有利に進めたパーカーに8回、ルイスは接近戦から強烈な右を打ち込む。10回ルイスのパワーパンチが決まるが、パーカーはラスト2回、ルイスのチャージをかわしてゴールイン。接戦は115-113×2、114-114の2-0でパーカーが支持された。
大きな見せ場はつくれなかったものの、ベルトを巻いたパーカー(22勝18KO無敗)は「ドリーム・カム・トゥルー。アンディ・ルイスはスピードとパワーを披露したグレートな選手だ」とコメント。長いボクシングの歴史でもヘビー級のみならず、全階級を通じてニュージーランド出身初の世界王座獲得の快挙を成し遂げた。
一方ルイス(29勝19KO1敗)は初黒星。「私が勝ったと思う。悪くてもドロー。我々はいい仕事をした。ジョセフ・パーカーを祝福する。ここでまた戦いたい」と前を向いた。
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