メキシコの戦勝記念日「シンコ・デ・マヨ」にちなんだイベントに登場が有力だったS･ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）の試合が決定した。相手は同級WBO1位、WBC3位ハイメ・ムンギア（メキシコ）。メキシカン同士のタイトルマッチは5月4日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナでゴングが鳴る。8日カネロがソーシャルメディアで伝えた。

　当初カネロの相手はWBCミドル級王者ジャモール・チャーロ（米）が最有力候補だったが、カネロが昨年3試合の契約を結んだ大手プロモーション、PBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）との関係を打ち切ると表明したため、PBC傘下のチャーロは離脱した。

　代わってGBP（ゴールデンボーイ・プロモーションズ）にサポートされる元WBO･S･ウェルター級王者ムンギアが浮上。3月に入り、PBCとヨリを戻すとカネロが翻意したことで、PBCとGBPの共同プロモーションというかたちで実現に向かった。

　カネロ（60勝39KO2敗2分＝33）は昨年9月に行ったジャモールの双子の弟ジャーメル・チャーロ（米）との防衛戦に続き、PBCとの契約2戦目となる。ミドル級に進出しタイトル挑戦のチャンスが訪れなかったムンギア（43勝34KO無敗＝27）は同級を飛び越えて同胞のビッグネーム、カネロに挑む。

　試合はPBCとタイアップしたアマゾンプライム・ビデオとムンギアの試合を中継するDAZNが全米にそれぞれPPV中継する。