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5.6東京ドーム出陣の井上拓真「ジャブでも差し勝つ」 石田匠戦に2試合連続のKO防衛誓う

2024年4月11日 15時45分

 WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)が11日、5.6東京ドーム防衛戦に向けて横浜市内のジムで練習を公開、メディアの取材に応じた。拓真は5月6日、ランキング1位の石田匠(井岡)を迎えて2度目の防衛戦を行う。

拓真はシャドーとバッグ打ちをそれぞれ2ラウンド披露した

 2月24日にジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を下して初防衛に成功し、のS・バンタム級4団体統一王者、兄尚弥がメインを務める東京ドームに参戦を決めた拓真。試合間隔は2ヶ月強と短いが、「前回に作った体で練習に入れた」と余裕の笑顔で、父の真吾トレーナーも「メリットしかない」と短時間のインターバルを歓迎した。

 前回のアンカハス戦では従来の“安全運転”から脱し、攻撃的なスタイルを見せて9回KO勝ち。真吾トレーナーは「今までは『待ち』というか、『来たら返す』という感じだったけど、いまは自分からいける」と進化の中身を説明。“ひと皮むけた”を印象づけた拓真は「やっぱり判定とKOとでは全然違う。プロとしてやっている以上KOを狙いたい」と2試合連続のKO防衛を目標に掲げた。

 対戦相手の石田は長身でジャブがうまいとの定評だが、真吾トレーナーは「拓真はいまジャブがすごく伸びてる。石田選手と差し合って負けないくらいのジャブが打てる」とジャブで差し勝って圧倒する青写真を思い描く。拓真も「中韓距離でも接近戦でも自分が勝っていると思う。どんな展開でも圧倒します」と自信満々だ。

 兄弟で同じリングに立つのは19年11月のさいたまスーパーアリーナ以来で、このときは自身がWBCバンタム級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に敗れ、尚弥はノニト・ドネア(フィリピン)を下してWBSS優勝を決めた。

 4年半ぶりの兄弟競演に向け、オリジナルTシャツに「BUST THE LIMIT(限界突破)」と記した拓真は「最高のバトンを兄につなぎたい」と必勝を宣言。激戦のバンタム級においてトップを証明する意気込みだ。

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