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井岡一翔がIBF王者マルティネスとS・フライ級2団体統一戦 7.7七夕決戦 in 両国国技館

2024年4月22日 14時17分

 WBA・S・フライ級王者の井岡一翔(志成)とIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の2団体統一戦が7月7日、東京・両国国技館「LIFETIME BOXING FIGHTS 22」で開催される。志成ジムが22日、都内で記者会見を開いて発表した。記者会見には井岡のほか、アルゼンチンから来日したマルティネスも出席した。

 井岡(35=31勝16KO2敗1分)が待望の統一戦のチャンスを手にした。当初、希望して交渉を進めていたWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦はまとまらなかったが、「次の選択肢としてマルティネス選手と戦いたかった」とうから、2番目に希望していた試合がまとまった形だ。

 井岡は「統一戦は特別なものだし、(実現が)簡単なものではない」と話したが、これまで統一戦は、ミニマム級時代の八重樫東(大橋)戦、そしてS・フライ級ではWBO王者だった22年大みそかにWBA王者ジョシュア・フランコ(米)との試合だった。フランコ第1戦はドローで統一ならず、「今回は必ず勝って統一したい」と“雪辱”を誓った。

 さらに井岡は14年にIBFフライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)に挑戦して初黒星を喫しており、以来IBFのベルトには縁がない。これまでメジャー4団体で唯一獲得していないベルトだけに、「いちボクサーとして取りたい」と素直に語った。

 一方、V9王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)から王座を奪い、2度防衛中のマルティネス(32=16勝9KO)は「私はこの試合を長い間、待ち望んでいた」とやる気に満ちた表情で話した。前日に来日した際は、5月6日に井上尚弥(大橋)と対戦するルイス・ネリ(メキシコ)の来日と重なったこともあり、大勢のファンに歓迎され「すごく幸せだった」と早くも日本のことを気に入った様子だ。

 井岡が「接近戦が強い印象」と語ったように、持ち味は160センチと小柄な体をいかしたファイタースタイル。マルティネスは「井岡のスタイルは好きだ。正しいスタイルだと思う」とライバルを評価した上で、「私は自分のスタイルを気に入っている。脚を使って逃げない。正面から戦う。観客が満足して帰ることができる試合をする。そしてアルゼンチンに必ずベルトを持ち帰る」と意気込んだ。

 井岡は「彼の距離で打ち勝たないと止めることができないと思うので、彼が得意とする距離で打ち勝って、最終的にKOができたらいいなと思う」とこちらはKO宣言し、昨年大みそかに見せた攻撃的スタイルでV2を約束。今後もエストラーダとの対戦を求めていくとも口にした。

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