高山涼深が強打爆発の3回TKO勝ち 日本S・フライ級V2 古谷昭男は3度目実らず
2024年4月25日 20時40分
2024年4月25日 20時15分
「Lemino BOXING フェニックスバトル114」が25日、後楽園ホールで開催され、セミの日本ユース・ミニマム級王座決定戦は、宮澤蓮斗(松田)が佐伯侑馬(大橋)に競り勝ち、新チャンピオンに輝いた。
優勝賞金500万円のアジア最強ライト級トーナメントが開幕し、アマ10冠のホープ、日本同級6位の今永虎雅(大橋)と同14位の齊藤陽二(角海老宝石)が勝ち上がった。準決勝は7月18日に行われる(対戦相手未定)。
◇日本ユース・ミニマム級王座決定8回戦
宮澤蓮斗(松田)[2-1(76-75×2、75-76)]佐伯侑馬(大橋)
サウスポーの佐伯とオーソドックスの宮澤による21歳対決。佐伯がボディジャブから入り、宮澤は打ち終わりを狙って右のタイミングをはかった。初回、宮澤の右ストレートがずしりと佐伯のボディに決まった。
2回、宮澤が左フックをカウンターで決めてチャンスを作る。宮澤は右のタイミングも良く、パンチを上下に散らしてペースをつかみにかかるが、佐伯も3回はよく手を出してポイントを取りにいった。
体力で上回る佐伯は4回、左を上下に打ち分けて宮澤に迫った。宮澤は狙いすぎなのか、ペースが上がらない。5回も佐伯が左ストレートを決めて優位に立った。
ところが6回、宮澤は右をボディに集め、ラウンド終盤に右フックを決めて、佐伯からダウンを奪う。7回は佐伯が踏ん張り一進一退。最終回は打ち合いとなり、左ストレート、右フックを決めた佐伯がやや優勢か。軍配は2-1で宮澤に上がった。
宮澤は7勝2KO2敗。千葉・習志野高で国体3位の実績を持つ佐伯は3勝3KO1敗。
◇ライト級8回戦(アジア最強トーナメント)
今永虎雅(大橋)[TKO1回2分35秒]マ・シャン(中国)
サウスポーの今永はスタートからエンジン全開。鋭いジャブをビシビシと打ち込み、左ストレート、右フックにつなげる。ラウンド後半、ワンツーを打ち込むとマがダウン。立ち上がったマに連打を浴びせたところで主審が試合を止めた。
今永は5勝4KO。「前回の試合(昨年7月)でアゴが折れてブランクを作ったけど、いままでの自分とは全然違う」と復活をアピール、「このまま圧倒的に優勝します」と宣言した。KO賞20万円獲得。相手が悪かったという印象のマは6勝4KO4敗2分。
◇ライト級8回戦(アジア最強トーナメント)
齊藤陽二(角海老宝石)[KO2回2分55秒]齋藤眞之助(石川ジム立川)
日本ライト級1位の眞之助と同13位の陽二が激突した。初回、前に出る陽二に対し、長身の眞之助がサークリングしながらジャブ、右ストレート、右アッパー。陽二は距離を詰めてボディ打ちから右スイングを振り下ろすと、眞之助がキャンバスに転がった。
2回、眞之助が果敢に打ち返し、左右のフックで振るうと、今度は陽二がダウンだ。しかし、立ち直った陽二は再びプレスを強め、眞之助をコーナーに追い込んで左右のボディ打ちでダメージを与える。最後は右を決めて眞之助がダウン。辛うじて立ち上がったが、10カウントとなった。
陽二は7勝7KO3敗2分。1回戦のKO賞20万円をゲットした。敗れた眞之助は12勝3KO6敗。
◇ミニマム級6回戦
北野武郎(大橋)[TKO4回30秒]アディテープ・ムアンチャルン(タイ)
北野は昨年の全日本新人王決定戦で坂田一颯(S&K)とドロー。惜しむも新人王を逃した。スタートはスイッチする変速のアティテープを攻めあぐねたが、ボディから崩しにかかると3回に左巣ストレートでアティテープをダウン寸前に追い込む。4回、北野がラッシュしかけたところでストップとなった。北野は5勝2KO1分。アディテープは7勝3KO2敗。
◇S・バンタム級4回戦
為我井廉(DANGAN越谷)[TKO1回2分20秒]清水トーイ(マナベ)
◇S・フライ級4回戦(東日本新人王戦)
布袋聖侑(大橋)[KO2回2分46秒]根本洸太(Boy’s水戸)
観衆=914人
2025年4月22日 8時48分
2025年4月21日 19時45分
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