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マルティネスとの統一戦決定の井岡一翔語る ビート6月号より

2024年5月18日 10時23分

 WBA王者井岡一翔(志成)とIBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)による世界スーパーフライ級チャンピオン対決が7月7日、両国国技館で行われる。お互いの王座をかけた統一戦がいまから待ち遠しいが、本格的なプレビューは次号でするとして、まずは試合の決まった井岡の声をお届けする。《ボクシング・ビート6月号より》

 井岡の次はマルティネス――これはまた見逃せない一戦が決まった。

 七夕の夜、両国国技館で、WBAとIBFのスーパーフライ級両チャンピオンが激突することになった。もちろんそれぞれのベルトをかけた統一戦である。

 昨年の大みそかにベネズエラからの刺客(ホスベル・ペレス)をKOで撃退した井岡はWBC王者フアン・エストラーダ(メキシコ)との交渉に再び取り掛かったものの、エストラーダはジェシー・ロドリゲス(アメリカ)との防衛戦を選択。そこで井岡が選んだのが、次に戦いたい相手というIBF王者だった。

 次善といっても、対マルティネスは掛け値なしの好カードだ。

 ピューマことマルティネスは井岡とかつて対戦するはずだったジェルウィン・アンカハス(フィリピン)のV10を阻止し、ダイレクトリマッチでも勝利したアグレッシブな選手。V2戦は指名挑戦者ジェイド・ボルネア(フィリピン)をはね返している。16勝9KO無敗の32歳。

 ボルネア戦から1年空くことになるが、井岡の対戦相手として申し分ない実績があるし、まず二人の試合は凡戦にはなるまい。アンカハスにスーパーフライ級を諦めさせたピューマの攻撃力は侮れないが、これを迎え撃つのがマスタークラスの井岡とあって、この一戦へのボクシングファンの期待度は高い。

 4月22日に品川プリンスホテルで開かれた発表会見にはマルティネスも出席した。試合の宣伝のためにわざわざ日本に呼ぶのだから、関係者の力の入れようがうかがい知れる。

 マルティネスと並んで席に座った井岡は、ライバルを横にして、
 「彼の距離で打ち勝たないと、止めることはできないと思います。彼が得意とする距離で打ち勝って、できれば倒したい」
 と積極発言をした。聞く者に、これはリップサービスではない、本心だと思わせる雰囲気が、いまの井岡にはある。

 マルティネスも当然のように宣言した。
 「脚を使って逃げたりはしない。正面から戦います。スペクタクルな試合をすると決めています」
 続けて「血を見るかも」とも。

 日本に初めてやってきたマルティネスは、井上尚弥と戦うルイス・ネリと空港到着が重なったこともあり、目ざといファンに歓迎された。そのことを「驚いた。幸せ」と素直に喜んでいたのが印象的だった。対面した井岡も、「言葉を交わしてはいませんがナイスガイな感じはした」と言っていた。..

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