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山中竜也が堺市栄誉賞を受賞、初防衛戦は3月か4月

2017年11月29日 14時33分

 WBO世界ミニマム級王者、山中竜也(真正)は29日、大阪府堺市の竹山修身市長から 堺市栄誉賞を贈られた。山中は神戸市スポーツ特別賞に次いで2度目の表彰。「立派な賞をいただき、光栄です。来年3月か4月の初防衛戦に備えてしっかり練習します」と語った。

山中(左)は竹山市長に初防衛を約束した

 山中は堺市美原区出身。小学校時代、漫画「はじめの一歩」に刺激されて地元でボクシングを始めた。長谷川穂積選手にあこがれて中学2年から電車で神戸市の真正ジムに通った。

 高校には進まずにボクシング一筋、ジム入門8年目、プロ5年目の今年8月、熊本県で福原辰弥(本田フィットネス)からタイトルを奪って世界王座に就いた。

 山中は真正ジムの山下正人会長、江藤日出典会長代行とともに竹山市長と歓談。竹山市長は「美原区はかつて美原町時代に助役をしたことがある。堺の子どもが世界に飛び立ってとてもうれしい。防衛を重ねて、堺市でも試合をしてください」と激励した。

 山中は福原戦でバッティングによる左眼窩底骨折したが、ようやく治りかけ、12月下旬から初防衛に備えて実戦練習を再開する予定。

V1戦はカジェロスと交渉中

 山下会長によると、国内の場所は未定だが、初防衛戦はWBO同級4位、モイセス・カジェロス(メキシコ)との交渉を進めているという。カジェロスは福原と暫定王座を争ったファイターで、山中は「振り回してくるので、やりやすい相手ではないが,江藤さんとともに相手を研究して練習を積んでいきます」と初防衛に気合を入れていた。

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