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バム“ロドリゲスがエストラーダをボディでKO 井岡vs.マルティネスの勝者とS・フライ級統一戦希望

2024年6月30日 16時46分

 29日(日本時間30日)米アリゾナ州フェニックスのフットポイント・センターで行われたWBC・S・フライ級タイトルマッチは、挑戦者ジェシー“バム”ロドリゲス(米)が王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に7回3分KO勝ち。以前保持したベルトを再び獲得した。

ボディを攻めるバム(右)

 軽量級のスター候補“バム”ロドリゲスが実力を如何なく発揮してレジェンドを沈めた。サウスポーのロドリゲスは初回から左ストレートを決めてエストラーダの出鼻をくじく。2回、エストラーダは右をヒットしたが3回、王者のアタックをかわしたロドリゲスは右ジャブをコンスタントに浴びせてペースをつかむ。

 4回、拮抗した攻防からロドリゲスが左アッパーで効かせ、左を追撃するとエストラーダは自軍コーナー付近にダウン。5回、ダメージが残る王者にロドリゲスは左強打を中心に激しくチャージ。優勢を印象づける。

 ここでエストラーダが意地を見せる。6回、右を痛打しロドリゲスをマットに這わす。スマイルを浮かべて起き上がったロドリゲスは左を返して乗り切る。反撃ムードになったエストラーダは右を繰り出して会場を沸かせる。

 しかし7回、左で攻勢をかけたバムが左ボディーをねじ込むと横転したエストラーダは悶絶。カウントアウトとなった。試合終了とともに勝者は「どうだ!」とばかりの表情でファンに応えた。

フィニッシュは左ボディアッパーだった

 日本の帝拳ジムとプロモート契約を結んでいるロドリゲス(24)は20勝13KO無敗。ローマン・ゴンサレスとの第3戦以来、1年7ヵ月ぶりのリングだったエストラーダ(34)は44勝28KO4敗。6回までのスコアは1-1で割れていた。

 試合後、エストラーダは「ミスをしてしまった。再戦を楽しみにしている」とリベンジを誓った。再戦条項はあるようだ。ロドリゲスは「井岡とマルティネスの勝者と戦いたい」と口にし、7月7日に東京で行われるWBA王者井岡一翔(志成)とIBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の勝者との3団体統一戦に意欲を見せた。

前王者エドワーズ(左)は負傷判定勝ち

 セミのフライ級12回戦は、前同級IBF王者サニー・エドワーズ(英)が前IBF・L・フライ級王者アドリアン・クリエル(メキシコ)に8回終了負傷判定勝ち。スコアは90-82、88-84、87-85の3-0で“ショーターム”エドワーズが支持された。Photos by SUMIO YAMADA

エストラーダvs.ロドリゲス
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