「Prime Video Boxing10」の発表会見が22日、都内のホテルで催された。10月13日（日）、14日（月・祝）の2日間にわたり、東京・有明アリーナで「7大世界戦＋那須川天心プロ初タイトル戦」が行われるビッグイベント――。

　複数世界戦といえば2003年に米アトランティックシティでドン・キングが手掛けた8大戦が記録として残っているが、今回のプライムビデオはそれに迫る数。1つのイベントで7試合もの世界タイトルマッチが行われるのはもちろん日本初である。

　1日目（13日）は井上拓真（大橋）－堤聖也（角海老宝石）の日本人対決をはじめ、寺地拳四朗（BMB）の2階級制覇挑戦、ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）のV2戦、岩田翔吉（帝拳）の世界再挑戦の4試合。

　2日目（14日）は中谷潤人（M.T）のV2戦に、田中恒成（畑中）、アンソニー・オラスクアガ（米＝帝拳）がともに初防衛戦、と3世界戦に加え、那須川天心がWBOアジアパシフィック王座戦に出場する。

　軽量級王国・日本のトップ選手が大挙して登場する豪華イベントとなった。両日ともPrime Videoでライブ配信される。また今回節目の10回目を迎え、イベント名が「Prime Video Boxing」に改称された。

　対戦カードは以下の通り（試合順は未定）。
■Day1（10月13日）
◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ
　井上拓真（大橋／20勝5KO1敗）－堤聖也（角海老宝石／11勝8KO2分）
◇WBC世界フライ級王座決定戦
　寺地拳四朗（BMB／23勝14KO1敗）－クリストファー・ロサレス（ニカラグア／37勝22KO6敗）
◇WBA世界フライ級タイトルマッチ
　ユーリ阿久井政悟（倉敷守安／20勝11KO2敗1分）－タナンチャイ・チャルンパック（タイ／25勝15KO1敗）
◇WBO世界L・フライ級王座決定戦
　岩田翔吉（帝拳／13勝10KO1敗）－ハイロ・ノリエガ（スペイン／14勝3KO）

■Day2（10月14日）
◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ
　中谷潤人（M.T／28勝21KO）－ペッチ・ソーチッパッタナ（タイ／76勝53KO1敗）

◇WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
　田中恒成（畑中／20勝11KO1敗）－プメレレ・カフ（南ア／10勝8KO3分）
◇WBO世界フライ級タイトルマッチ
　アンソニー・オラスクアガ（米＝帝拳／7勝5KO1敗）－ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ／28勝14KO3敗1分）
◇WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦（10回戦）
　那須川天心（帝拳／4勝2KO）－ジェルウィン・アシロ（比／9勝4KO）