亀田和毅、ドゥラミニともに計量合格 あすIBFフェザー級挑戦者決定戦
2024年8月23日 21時48分
2024年8月23日 0時40分
22日、東京・後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィックS・フェザー級王座決定12回戦は、1位の渡邊海(ライオンズ)が2位・鈴木稔弘(志成)を初回1分29秒KOで下し、新チャンピオンとなった。
アマチュア時代にインターハイ優勝、世界ユース選手権銅メダル獲得等の実績を持ち、しっかりとした防御技術をベースに、ハードパンチでデビュー以来5連勝(4KO)を飾る鈴木。全日本新人王、日本ユースタイトル獲得と、スピーディーなアウトボクシングからのカウンターブローが光る渡邊。好勝負が期待されるマッチアップとして注目された一戦は、思わぬ速さ、衝撃的な決着をみた。
シャープな左ジャブ、右ストレートを飛ばす渡邊に対し、距離を詰め、強い右から左ボディーブローを差し込んでいく鈴木が、早々と渡邊にコーナー、ロープを背負わせる。が、渡邊は、ここでドタバタと動きを大きくせず、程よい距離をキープ。こういう展開となることを想定し、しっかりとした準備をしてきたのだろう。
中間よりもやや遠い距離で、渡邊の左フックからアッパーが放たれると、これが鈴木のアゴ先をかすめる。意表を突かれた鈴木は驚きも手伝ったのだろう。両足が一瞬硬直してしまう。渡邊はそれを見逃さず、左右の連打のギアを上げる。
ピンチに陥りながら、両腕を操る鈴木のディフェンスは巧みだった。が、下半身の柔らかさを欠き、いつものようにヒザを使えずリズムがない。連打を防がれながらも渡邊は冷静だった。左フックをボディーから顔面へと返し、右ブローを挟み、よりインサイドから左フックを放つ。これが右アゴを捉えると、鈴木はキャンバスにドッと倒れ込み、頭を打ちつけて失神。レフェリーがノーカウントで試合を止めた。
これまでも折々で左フックによる印象的なKO勝利を見せてきた21歳の渡邊は13勝7KO1敗1分。さらなる飛躍のきっかけとなりそうな戴冠劇だ。担架に乗せられて退場した鈴木は6戦目で初黒星となった。
◆57.0kg契約8回戦
大湾硫斗(志成)[TKO2回1分44秒]アヌラック・マドゥア(タイ)
◆S・ライト級6回戦
由良謙神(志成)[KO1回3分6秒]ティティコン・ラッタナクン(タイ)
◆S・バンタム級6回戦
阿部愛斗(角海老宝石)[引き分け(57—57、57—57、57—57)]星野凌(JB SPORTS)
◆フェザー級4回戦
髙見洸太(ハッピーボックス)[判定2—0(39—37、39—37、38—38)]千葉勇太(熊野)
2025年1月12日 21時18分
2025年1月12日 20時00分
2025年1月12日 19時44分
2025年1月11日 21時28分
2025年1月9日 18時40分
2025年1月8日 23時43分