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井上尚弥、武居由樹、平岡アンディが一夜明け会見

2024年9月5日 19時39分

 「陣営の作戦通り、慎重に、冷静に自分のボクシングを徹底できた。ダメージもまったくない」(井上尚弥)
 「もっとやれることはあったが、自分で楽しんでいるなと感じた」(武居由樹)
 「(映像で観直して)思った以上にいい出来だった。6回のダウンはドンピシャで当たったカウンター。練習したことが出せた」(平岡アンディ)

左から平岡、井上、武居

 昨夜のダブル世界タイトル戦と挑戦者決定戦に勝利した大橋ジム3選手の一夜明け会見が4日に行われ、それぞれ改めて試合の感想と今後についての抱負を語った。

 比嘉大吾(志成)の挑戦を判定で破った武居由樹と、暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)を鮮やかに倒した平岡アンディはともに激闘の痕跡がひと目で分るように腫れた顔で会見に臨んだが、井上尚弥だけは傷らしい傷もなかった。

 井上はいつもの鮮やかなKO決着とはならなかったが、これは相手のドヘニーが腰を痛めて棄権してしまったからで、「内容的には100点に近かった」と大橋秀行会長が言えば、父の真吾トレーナーも「慎重に、冷静に、指示通り動いてくれたし、満足しています」と合格点をつけた。

 前回の東京ドームでのネリ戦では初回にダウンを喫したが、「あのミスからの改善をテーマにして戦った。しっかりできたと思う」と胸を張った。次の相手にはIBF1位のサム・グッドマン、元王者ムロジョン・アフマダリエフらの名前が挙がっている。まだ決まっていないが、12月に行う予定。井上にとっては年間3度の世界戦となり、これは2017年以来となる。「ボクシングが好きなので、うれしい」

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