石井武志も初戴冠 OPBFミニマム級戦
2024年9月26日 1時07分
2024年9月26日 0時53分
全7試合がミニマム級(リミット47.6kg)戦で行われた25日、東京・後楽園ホールの『フェニックスバトル122』。メインイベントとなった日本ミニマム級王座決定10回戦は、2位の松本流星(帝拳)が1位の森且貴(もり・かつき、大橋)から右フックでダウンを奪い、7回59秒レフェリーストップによるTKO勝ち。高田勇仁(たかだ・ゆに、ライオンズ)が返上した王座をプロ4戦目(4勝2KO)で獲得した。4戦目での日本王座獲得は、ジェームス・キャラハン(カワイ)、友伸ナプニ(ヨネクラ)、平仲明信(沖縄)、辰吉丈一郎(大阪帝拳)、井上尚弥(大橋)と並ぶ記録だ。
両者ともに、間合いをあけての戦いを望んだのは初回だけだった。サウスポーの松本が左ストレート、返しの右アッパーをヒットすると、松本の入り際に森は右カウンターを狙ったが、2回からは森が一気に距離を詰めにかかり、強引な接近戦を挑み、ボディー攻めを敢行した。
このスタートこそ松本をかき回す様相だったが、松本サイドの準備はしっかりとできていたようだ。脚を止めてボディーブローを返し、左右に動いて左右アッパーをかち上げる。森の突進をクリンチで切り、フットワークを使っていなす。松本のストレートとアッパーの左打ち分け、これを森に意識させればフック、アッパーと右を使い分ける。森は被弾が増えるごとに気圧されて、距離を詰める足取りも乱れていった。
5回終了後の公開採点は49—46、50—45、50—45と松本が大量リード。続く6回、前進する森に松本が左カウンターをクリーンヒットすると、森の右目下は大きく腫れ、出血もみられた。
そして7回。松本が右フックを叩きつけると森が両グローブをキャンバスに着くダウン。再開後、松本がワンツーストレートを立て続けに決めると、レフェリーが森の体を抱えてストップした。
中間距離から接近戦へ。そして、その後はどの距離でも自在に動く。開始から主導権を握った松本の、勝利への見事な道筋だった。3度目の日本王座挑戦もかなわなかった森は12勝3KO4敗。
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