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中谷潤人が盟友オラスクアガとともに必勝宣言 

2024年10月1日 14時42分

 10月14日の「Prime Video Boxing10」(東京・有明アリーナ)で防衛戦に臨む中谷潤人(M.T)とアンソニー・オラスクアガ(米国)が30日、中谷の所属するM.Tジム(相模原市)で練習を公開し報道陣に順調な仕上がりをアピールした。

公開練習を行った中谷㊨とオラスクアガ

 中谷は1位ペッチ・ソーチッパッタナ(タイ)を相手にWBC世界バンタム級王座の2度目の防衛戦。アンソニー・オラスクアガ(米国)は1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)相手に7月の決定戦で獲得したWBO世界フライ級王座の初防衛戦となる。

 2人はロサンゼルスの同じルディ・エルナンデス門下。中谷が15歳で渡米して以来長いつきあいを続けてきた親友として知られる。前回までと異なり、今回はともに世界チャンピオンとして同じリングに上がる。もちろん、この日のような「合同公開練習」も初めて。オラスクアガも「一緒に世界戦ができるなんてクレイジーだ」と喜んでいる。

 ロサンゼルス合宿で160ラウンドのスパーリングをこなしてきたという中谷。26日に帰国したばかりでまだ時差ぼけがあるというが、それでも2日間に8ラウンドずつのスパーを行い「体の切れはいい」と手ごたえを感じている様子だった。

 バンタム級に上げて体重調節も楽になった中谷。「体重の落とし方もいいし、いろんな面でしっかり仕上がっている。あとはケガに注意してほしい」と村野健ジム会長。

 中谷、オラスクアガとも目の前に迫る試合だけでなくその先に期待される「統一戦」を見据えている。中谷の相手のペッチはこれまで76勝53KO1敗の好レコードを持つ。唯一の黒星はWBA王者の井上拓真に喫したもので、これは判定負けだった。ライバルも果たせなかったKO決着を意識しているかと問われた中谷は「もちろん、そういうアクションを起こして(統一戦に)つなげたい」。前回の初防衛戦では初回の左一発で相手を撃退したが、今回は「3発ぐらいキーになるパンチを用意している」。それ以上詳細は明かさなかったが、「皆さんに勇気を与えられるようないい試合をして勝ちたい」と期待を持たせるコメントを残した。 

 一方オラスクアガは相手が強敵と認めつつ「プレッシャーをかけ続け、判定まで行かずにフィニッシュしたい」。そして、前日13日のWBCフライ級王座決定戦で寺地拳四朗が勝てば、唯一の敗北を喫した相手との統一戦を希望しているとも明かした。「自分はまだ8戦しかしておらず、伸びしろしかない」と寺地とのリベンジ戦に自信をのぞかせた。

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