井上尚弥が「リヤド・シーズン」とスポンサー契約
2024年11月5日 7時17分
2024年11月3日 20時12分
3日、東京・後楽園ホールで『第81回東日本新人王決勝戦』全10試合(2試合は中止)が行われ、ミニマム級からミドル級まで12階級(※S・ウェルター級は例年通り実施されず)の新人王が決定した。
なお、最優秀選手賞はバンタム級優勝の西屋香佑(にしや・きょうすけ、横浜光)、技能賞はライト級優勝の本多俊介(ほんだ・しゅんすけ、E&Jカシアス)、敢闘賞にはS・フェザー級優勝の梶野翔太(かじの・しょうた、角海老宝石)が選出された。
※両選手とも4勝以上している場合は5回戦
◆ミニマム級5回戦
杉浦義(すぎうら・よし、協栄)[判定3—0(48—47、49—46、49—46)]遠藤龍匠(えんどう・りゅうしょう、川崎新田)
打たれても前に出て左ボディー、右フックを叩きつける杉浦。遠藤は引きながらワンツー、左右アッパーをねじ込む。右を打つと必ずウィービングするなど遠藤は打ち終わりに動く意識がしっかりあるが、杉浦の前進連打の勢いに巻き込まれ、両者打ち合いへ。一進一退の打撃戦だったが、杉浦がわずかに優った。
◆L・フライ級は片渕龍太(かたぶち・りゅうた、KG大和)の棄権により、早坂峻(はやさか・しゅん、横浜光)が全日本新人王決定戦に進出
◆フライ級5回戦
佐野篤希(さの・あつき、伴流)[判定3—0(48—47、48—47、49—46)]宇野楓麻(うの・ふうま、花形)
サウスポー佐野がステップと前の手でフェイントをかけながら左ストレートを狙うが、宇野は距離を取りながら、右ストレートをボディーに送る。きれいなストレート攻撃を仕掛ける佐野だが、宇野は頭を動かしてうまくはぐらかし、軌道が不規則なブローを返した。ここまで4勝4KO無敗だった佐野は初の判定決着となったが、攻勢点が票を得た。
◆S・フライ級5回戦
高橋秀太(たかはし・しゅうた、角海老宝石)[判定3—0(48—47、48—47、48—47)]大橋昌彦(おおはし・まさひこ、角海老宝石)
同門対決は、初回に高橋が右を下から上に返して大橋の腰を落とさせるが、大橋も右アッパーをボディーに差して跳ね返す。前に出て右を狙う高橋に、大橋はいきなり逆ワンツーで仕掛ける。2回に高橋が左目上をカットすれば、大橋は4回に鼻血を流す流血戦に。手数でまくる大橋を高橋がアッパーもまじえた右の威力で若干上回った。
◆バンタム級4回戦
西屋香佑(横浜光)[TKO4回44秒]柳修平(やなぎ・しゅうへい、三迫)
開始から前に出る西屋が左ショートフックで上下を攻めれば、柳は右ストレートと左右アッパーで迎撃。2回、西屋が右ストレートで柳を2度グラつかせてラッシュ。しかし、打ち疲れが見える西屋を、鼻血を流しながらも柳が果敢に攻めて反撃。だが、3回に左ボディーブローも打ち始めた西屋が最終回、強い右から猛然とラッシュ。レフェリーが試合を止めた。
◆S・バンタム級は阿部一力(あべ・かずりき、大橋)の計量失格により、矢野円来(やの・まるく、花形)が全日本新人王決定戦に進出
◆フェザー級4回戦
北本慶伍(きたもと・けいご、三迫)[判定3—0(39—37、39—37、39—37)]江田葵一(えだ・けいいち、、KG大和)
立ち上がりから自信満々に右から左フックを返す4戦全KO勝利の北本。サウスポーの江田は左オーバーハンドで迎え打つが、頭がぶつかって左眼周辺をカット。2回、江田は左ストレート、アッパー、右フックで北本のボディーを攻めて流れを取り戻すが、北本が最後まで右強打を振るい、ボディー主体に攻める江田を振り切った。
◆S・フェザー級4回戦
梶野翔太(角海老宝石)[TKO3回1分46秒]小野寺雅宗(おのでら・まさむね、石橋)
左をスイングし続けるサウスポーの小野寺。梶野はリターンブローで対抗。接近戦で右ショートをヒットし、小野寺に鼻血を流させた。梶野は右ショートアッパー連打から左右ショートで小野寺を追い込む。小野寺は2回に右目上もカット。3回に梶野の右ストレート上下攻撃で流血が酷くなるとドクターチェック。再開後、梶野がさらに右を追撃すると、レフェリーが試合を中断し、ダメージと出血を考慮して止めた。
◆ライト級5回戦
本多俊介(E&Jカシアス)[判定3—0(49—46、49—46、50—45)]西野入稜央(にしのいり・りお、横浜光)
ともにハイセンスを感じさせる一戦。細かいステップと上体のムーブで迫る西野入。ステップ&ジャブで距離を作る本多。重心をうまく移動させながらコンビネーションを放つ西野入に対し、本多は腰高ながら左ボディーアッパーから右打ち下ろしで迎撃する。3回、西野入が左フックから右ストレートをヒットして本多の表情を曇らせるが、本多はフリッカージャブ、左ボディーアッパー、右ストレートを決めていく。タイムリーな左ボディーアッパーを決め続けた本多が結果として上回った形だが、低い位置に重心を固定して攻防につなげる西野入のスタイルも光った。
◆S・ライト級4回戦
シャオリン孝司(しゃおりん・こうじ、協栄)[TKO2回2分13秒]南優作(みなみ・ゆうさく、E&Jカシアス)
この日はサウスポーで出た南。両腕をルーズに構える南が右フックを決めれば、シャオリンも右をヒット。2回、シャオリンが右から左フックで南を倒すと、立ち上がった南を猛然と攻めて打ち疲れを見せたものの、ふたたび右から左フックで倒してレフェリーストップを呼んだ。
◆ウェルター級5回戦
福永啄巳(ふくなが・たくみ、青木)[判定2—0(48—46、48—46、47—47)]金子佳樹(かねこ・よしき、金子)
今年3月の初戦は金子が初回TKO勝ち。福永が大舞台でその借りを返した。4戦全KO勝利の金子が丁寧に攻めるが、福永が引きながら初回に左フックから右ショートをヒットして金子を倒す。が、福永は勢い込んで攻めず、金子を落ち着かせた部分もあった。2回、金子は右強打から逆襲を狙うが、福永も足を使いながら左フックを差し込む。金子はワンツー、右フックと攻めていくが、福永はフットワークを入れて距離を取り、左ジャブをヒットして金子の攻撃を止める。最終回、攻撃を強めた金子だが、福永も左フック、右アッパーをヒットして金子に鼻血を流させて盛り返し、ダメージも与えて勝利を決定づけた。
◆ミドル級4回戦
吉野健二(よしの・けんじ、角海老宝石)[判定2—0(39—37、39—37、38—38)]盛合竜也(もりあい・りゅうや、ワタナベ)
吉野の右強振に盛合も応戦してスタート。吉野が左ボディーと右アッパーを多く使えば、盛合も右ショートを打ち下ろす。2回、吉野が盛合をロープに押し込んで打ち合いとなるが、吉野は距離をとって、リズムを変えようという工夫も見せた。盛合が右を主体に手数を出すも、吉野はボディーワークも使って要所でボディーブローとアッパーをヒットし続けた。
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