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中谷潤人抜群の決定力 クエジャールを3回でフィニッシュ

2025年2月24日 22時09分

 24日(月・祝)、東京・有明アリーナの『PRIME VIDEO BOXING11』で行われたメインイベント、WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオンの中谷潤人(M.T)が挑戦者6位ダビ・クエジャール(メキシコ)を3回に2度倒して3分4秒KO。同王座3度目の防衛に成功した。

クエジャールをフィニッシュした中谷 photo/Sumio Yamada

 上体を振って迫るクエジャールに対し、中谷は引きながら左ストレートをヒット。初っ端からタイミングをつかんでいたこのブローに手応えを持った中谷は、左を決めようと力んで空振りするシーンがめずらしく目立ってもいた。

 左アッパーをリードブローにして距離を詰めてくるクエジャール。このアッパーに中谷はリズムを乱されている様子もあった。左を空振りしたタイミングで左フックを合わされる場面もあって、ペースを完全に掌握できていない様相でもあった。

 だが、クエジャールの左サイドに位置取りし、死角から放った右フックが起点となった。さらに左フック、右フックをヒットして、強烈な左ストレートにつなげると、クエジャールはロープ際でヒザを着くダウン。カウント8で立ち上がったクエジャールに、中谷は一気に襲いかかってふたたびフック気味の左ストレート一撃。再度ロープ際で倒れ込んだクエジャールにテンカウントが数え上げられた。

「相手の身長が高く、それが不安要素だったけど、しっかり倒せてよかったです」と中谷。リングに上がってきたIBF王者・西田凌佑(六島)に対し、「統一戦をやりましょう!」と宣言すると、西田も「ぜひお願いします!」と応じ、場内は大歓声に包まれた。

 相手の一瞬の隙を突き(自らのチャンスを創出し)、一気に試合を決める決定力の恐ろしさをまたしても見せつけた中谷はは30勝23KO。メキシカンらしいテンポを見せたものの、あっという間に決着されてしまったクエジャールは28勝18KO1敗。

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