世界2位ケガイ痛恨の敗北 4度目挑戦狙うゴンサレスに1-2判定
2025年3月9日 13時36分
2025年3月9日 5時24分
3月8日、タイ・バンコクのワールド・サイアム・スタジアムで開催された『G.O.A.T.MATCTH Vol.5』で、日本人3選手が出場したOPBFシルバー王座トリプル戦10回戦が行われた。なお、このシルバー王座はJBC(日本ボクシングコミッション)非公認で国内開催は認められていない。
S・ライト級は堀池空希(ほりいけ・ひろき、横浜光)がイェアルアン・ヌーアルランピエカー(中国)を100-90、99-91、100-90の3-0判定で下して王座を獲得した。
肩や腕でフェイントをかけながら左ジャブをダブル、トリプルで放ち、右ストレートにつなぐ堀池。反応がよく、体の寄せも上手いイェアルアンからなかなかクリーンヒットを奪えなかったが、圧倒的に手数で上回り、ポイントを積み重ねた。
イェアルアンは体を右に倒す癖があり、左顔面を空ける傾向がある。それを察知した堀池は、右回りステップでイェアルアンの左サイドを取り、長短の右をねじ込んだ。中盤以降は右アッパーからの左ボディーもヒット。イェアルアンの攻撃もほぼ完璧にシャットアウトして大差勝利を収めた。
堀池は5勝3KO。イェアルアンは8勝4KO2敗1分。
S・フライ級戦は村上勝也(名古屋大橋)がコムグリッチ・ナンタペッチ(タイ)を9回50秒、左ボディーでKO。同王座を獲得した。
長身の村上が左と右アッパーを主体にショート連打を軽打。エクタワン・クルンテープトンブリのリングネームでも知られるコムグリッチは、3回までは闘志を感じさせなかったが、4回から前に出始める。すると村上はフットワークを使ってコントロール。コムグリッチの右と左フックも当たり出すが、村上はなおも左と右アッパーで迎撃。9回、右アッパーから左ボディーアッパーを突き刺すと、コムグリッチは腹を抱えて沈んだ。
村上は17勝5KO3敗1分。コムグリッチは37勝27KO14敗1分。
S・バンタム級戦は溝越斗夢(LUSH緑)がルアン・グワンヘン(中国)に8回1-2負傷判定(74-78、75-77、77-75)で敗れ、同王座の獲得はならなかった。
身長で約10cm上回る溝越は、距離を詰めようとするルアンを左を伸ばして右ストレート、アッパーで迎え打つ。だが、飛びこみながらの左フックを上下に放つルアンの頭にも苦しみ、止め切ることができない。4回にルアンの頭が当たって鼻の頭をカットした溝越は、手数では上回っていたものの、ルアンの右や左フックに煽られ続けた。特にルアンが下から突き上げるように放つ左ジャブをもらいすぎた。
8回、今度は右目上をバッティングでカットした溝越。ドクターチェックを受けた後にレフェリーが試合を止めて、勝敗は採点に持ち込まれた。
ルアンは10勝6KO8敗2分。敗れた溝越は11勝5KO5敗2分。
◇S・フェザー級6回戦
眞下公翔(横浜光)[TKO5回]フラビオ・ファントニ(フランス)
◇L・フライ級6回戦
赤塚翔(名古屋大橋)[KO2回2分24秒]ナッチャポン・ウィシャイタ(タイ)
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