「3150×LUSHBOMU４」（29日、愛知県国際展示場）でＩＢＦライトフライ級王者・矢吹正道（ＬＵＳＨ緑）の挑戦を受けるＩＢＦフライ級チャンピオンのアンヘル・アヤラ（メキシコ）が18日朝、ＡＮＡ便で来日。成田空港で亀田プロモーションのインタビューに応じた。

　父親のサンチアゴ・アヤラ・トレーナーと２人でやってきたチャンピオンは、「メキシコでしっかり調整してきた」と、好調なコンディションをアピール。飛行機で睡眠時間を調整したおかげで時差ぼけがないという。

　挑戦者矢吹について「とてもアグレッシブですばらしいボクサー」と評価しつつ、アヤラは実際にリングで対面した際の印象を大切にするつもりだという。矢吹の高いＫＯ率も認めつつ、「ボクシングにはスピード、テクニック、ディフェンス、戦略といろいろな要素がある。パンチ力だけで試合が決まるものではない」とアヤラ。

　今回かけられるのはアヤラの持つフライ級タイトルのみだが、チャンピオン同士の対決として好勝負が期待されている。アヤラも「矢吹戦は簡単な試合ではなく、厳しい試合になると思う」と予想。「自分がやれる最善のことをして、自分の勝利を神に祈るよ」と語っている。

　先週両国で開催された世界フライ級戦２試合もチェック済みとのこと。まず矢吹に勝って、その後指名試合をクリアしたら２人のライバル王者（寺地拳四朗、アンソニー・オラスクアガ）との統一戦に進みたい希望がある。