3度倒す! 矢吹正道、アヤラを最終回TKO IBFフライ級王座攻略
2025年3月29日 21時30分
2025年3月29日 21時23分
29日、愛知県国際展示場ホールAで行われたOPBF東洋太平洋S・フライ級タイトルマッチ12回戦は、挑戦者4位の横山葵海(ワタナベ)が、チャンピオンのジーメル・マグラモ(フィリピン)を117-111、117-111、118-110の3-0判定で破り、新チャンピオンとなった。これがわずか3戦の横山は、国内最速タイ記録でのOPBF王座獲得となった。
スピードとテンポの速さで横山がマグラモを完全に置き去りにした形だ。12ラウンドの長丁場はもちろん初めての横山。「(フルラウンドを)戦い抜くことができた」とホッとした表情で語った通り、ペース配分をはじめ、何から何まで未知で不安なものだったはずだ。
そこで横山がとった選択は、徹底的にスピーディーなリズムに乗って戦い抜くことだった。序盤こそ、マグラモのゆったりとしたテンポからの詰めが不気味だったが、ハイテンポの中で繰り出すコンビネーションが、マグラモに攻撃をさせなかった。
横山リードで進んだ6回、そして9回とマグラモがプレッシャーを強め、右オーバーハンドをヒット。横山のボディーブローに対抗せんと、左右フックを叩きつけた。だが、マグラモの入り際に放つ横山の右アッパーは、ジャストミートこそしなかったものの、マグラモの踏み込みの強さを弱めたはずだ。
力感を抜いた、スピード重視の軽打を連打する。徹底的にフットワーク、ステップワークを使ってマグラモの間合いを外し、左右へ動いてかわす。それがややもすると単調さを招いてもいたが11回、マグラモの接近際に右ショートをクリーンヒット。これで腰砕けとなったマグラモは後退し、横山は詰めにかかる。だが、マグラモも決して最後の一手は食わないディフェンス力があり、タフネスを持っていた。
新チャンピオン横山(23歳)は3勝1KO。初防衛に失敗したマグラモ(30歳)は30勝23KO5敗。
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