アマチュアの逸材でプロ転向する堤麗斗（志成）のデビュー戦が５月２日、米ニューヨークのタイムズスクエアで行われることになった。ザ・リングのホームページが伝え、堤も自身のＳＮＳで報告した。

　先にプロ入りし、現在ＷＢＡ・Ｓ・フェザー級４位にランクされる堤駿斗（志成）の実弟の堤（22）は世界ユース選手権優勝などアマチュアで９冠を達成。戦績は57勝15ＫＯ／ＲＳＣ２敗。３月21日、後楽園ホールでプロテストを受験し、元ＷＢＡミドル級王者の村田諒太、21年世界選手権金メダルの坪井智也（帝拳）と同様にＡ級ライセンス合格を果たした。

　ザ・リングによると堤の相手はレベール・ウィッティントン（米）。シカゴが地元でこれまで１勝１ＫＯ２敗１分。Ｓ・フェザー級６回戦が予定される。当日はライアン・ガルシアvs.ローランド・ロメロをメインに元ライト級４団体統一王者デビン・ヘイニーvs.ホセ・ラミレスそしてＷＢＯ王者テオフィモ・ロペスvs.アーノルド・バルボサ（いずれも米）のタイトルマッチと３つの重要なＳ・ライト級戦が組まれている。

　豪華興行に出場する堤は「ビッグイベントの前座でプロデビュー戦が決まりました。このようななかなかない舞台でデビューできることを光栄に思います」とＳＮＳで綴っている。