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長尾朋範がWBO-AP獲得、小田切駿平無念の脱きゅう 和歌山の新星・森口山都が9連勝

2025年4月20日 8時41分

 真正ジム主催の「REAL SPIRITSvol.89」は19日、神戸市立体育館で開かれた。メインのWBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦は、同級11位長尾朋範(30=フラッシュ赤羽)と同級14位小田切駿平(25=RST)が対戦し、4回開始と同時に小田切が左肩の不調を訴えて試合がストップ。ドクターの診断の結果左肩脱きゅうと判明、小田切は試合続行ができず、長尾が4回TKOで王座に就いた。

左肩の異変を訴える小田切。脱きゅうしていた

 セミの54キロ8回戦は日本バンタム級2位、大橋哲朗(26=真正)が五十嵐春輝(湘南龍拳)に3-0の判定勝ち、53キロ8回戦は日本バンタム級8位、森口山都(クラトキ)が4回にパンチを集めてフィリピン選手にTKO勝ちした。森口は9勝4KO1分。

◇WBOアジアパシフィックL・フライ級王座決定10回戦
長尾朋範(フラッシュ赤羽)[TKO4回3秒]小田切駿平(RST)

 長尾は大阪商大、小田切は芦屋大でともに関西大学リーグで活躍した選手。長尾は13戦しているが、関西のリングはプロでは初めて。開始から両者打っていくが、クリンチの多い試合となった。サウスポーの小田切はフットワークを生かして、右フックから左ストレートを決めたいところだが、長尾の接近戦に巻き込まれ、互いにペースをつかめないまま3回を終了した。4回のゴングが鳴ったところで、長尾は左肩の不調を主審に訴えた。リングドクターが診察したところ脱きゅうが判明、1分間の猶予が与えられたが、小田切は戦えずTKO負けとなった。

大商大のチームメイトから祝福を受ける長尾

 思わぬ形でのタイトル獲得に長尾は「これからペースをつかんでいこうと思っていたのに。ともあれもっと練習して強くなります」と話し、川島勝・フラッシュ赤羽ジム会長は「久々にベルトがジムにもたらされた。ラッキーです」と笑顔だった。長尾は10勝6KO2敗2分、小田切は5勝3KO2敗。

◇54キロ8回戦
大橋哲朗(真正)[判定3-0(78-74×2,79-73)]五十嵐春輝(湘南龍拳

◇53キロ8回戦
森口山都(クラトキ)[TKO4回2分55秒]キエル・クレントン(フィリピン)

◇フェザー級6回戦
友良瑠偉斗(真正)[KO2回52秒]濱本耕平(フォーラム)

クレントンに右クロスをヒットする森口㊨
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