27日、埼玉県熊谷市の彩の国くまがやドームで行われたＳ・ウェルター級８回戦は日本ランカー対決。同級３位の左右田泰臣（EBISU K’s BOX）が同級８位加藤寿（熊谷コサカ）に７回２分25秒ＫＯ勝ちを収めた。

　左右田は豊嶋亮太（帝拳）との挑戦者決定戦からの再起戦。対する加藤も出田裕一（三迫）の王座に挑みＴＫＯ負けして以来の試合。白星に飢えた者同士の一戦は左右田が先制した。立ち上がりからサウスポー加藤に飛び込んで放つ右ストレートをたびたびヒット。しかし加藤も１発目を浴びると顔面を堅くガードしては追撃打を防ぐ。

　４回、左右田は加藤の外側をとって左フックを決め、先制のダウンを奪う。その後は攻めあぐね、加藤に左ストレートで抵抗されたものの、迎えた７回にラッシュを敢行すると、ここで加藤再びダウン。加藤は立ち上がったがダメージを観察した中村主審が10カウントを数え上げた。

　左右田は８勝５ＫＯ１敗１分。４連続ＫＯ（ＴＫＯ）負けとなった加藤は12勝８ＫＯ14敗２分となった。

　セミのＳ・フライ級戦はクロスファイト。青山功（セレス）が日本９位のサウスポー今川未徠（花形）に８回３－０判定勝ちし、日本ランキング復帰を決定的にした。青山は15勝４ＫＯ13敗１分。今川は13勝５ＫＯ８敗１分。