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伊藤千飛、初のメインでTKO勝ち 高校3年の四元志桜里TKOデビュー 堀池空希も6連勝

2025年5月7日 8時19分

 真正ジムス主催の「REAL SIRITS vol.90」は6日、神戸市立中央体育館で行われ、メインのバンタム級8回戦はプロ4戦目の新鋭・伊藤千飛(19=真正)がラネリオ・クイーゾ(26=韓国)を強烈な右ストレートで4回KO勝ちした。セミの66キロ8回戦は神戸市出身のOPBF・S・ライト級2位、堀池空希(23=横浜光)が強打を発揮してソン・ヨンビン(韓国)を3回TKOで下し、デビューから6連勝(4KO)をマークした。

 女子ミニマム級6回戦で宮崎・日章学園高に通う四元志桜里(18=真正)がデビュー、重みのあるパンチで同じ18歳のタイ人選手を圧倒、1回TKO勝ちを飾った。

クイーゾをKOした伊藤㊨

◇バンタム級8回戦
伊藤千飛(真正)[KO4回1分56秒]ラネリオ・クイーゾ(韓国)

 真正ジムの次代のホープ・伊藤はメインを任された硬さを見せずボディーを攻めた。韓国のジム所属で、これが18戦目とキャリア豊富なフィリピン人のクイーゾは打ち終わりにカウンターを狙っていたが、伊藤の動きが速く終始受け身に回らされた。4回、伊藤がワンツーを打ち込むと、クイーゾはロープ際まで飛ばされ、立ち上がることができなかった。興國高出身の伊藤は4勝3KO。

◇66キロ8回戦
堀池空希(横浜光)[TKO3回49秒]ソン・ヨンビン(韓国)

現役高校生の四元㊨がプロデビュー

◇女子ミニマム級6回戦
四元志桜里(真正)[TKO1回1分59秒]クンテラダー・クラサノウ(タイ)

 高校2年で全国高校選抜、インターハイ優勝を果たし、アジア選手権銅メダル獲得とアマの第一人者から現役高校生のままプロの世界に飛び込んだ四元がデビュー戦をTKOで勝利した。クラサノウは7勝3KO4敗とプロのキャリアがあり、開始からワンツーで攻めてきた。四元はガードを固めて、左フックをボディーにヒット。一気に攻め立てて、コーナーに追い込み連打。クラサノウはたまらず防戦一方になり、主審が試合を止めた。

 鹿児島県霧島市生まれの四元は小学1年生から空手に取り組み、全国大会5連覇、世界大会優勝と活躍した。牧之原中学校2年から日章学園中に転校して、ボクシングに取り組み、パンチ力を生かして、高校女子トップに成長した。オリンピックを目指す道もあったが、「1年でも早く世界王者になりたい」と現役高校生のまま今年初め真正ジムに入門した。

 「余り緊張せず、ワクワクとした気持ちで戦えました。女子ボクシングを盛り上げていく存在になりますので、応援よろしくお願いします」とリング上からあいさつした四元は「2年で世界王者になります」と大きな目標を掲げた。

◇女子アトム級6回戦
吉田里穂(真正)[TKO6回1分14秒]守隨あゆみ(TEAM10COUNT)

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