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兄弟同時世界王者誕生に自信――決定戦出場の力石政法

2025年5月17日 10時06分

 「5月28日は最高のパフォーマンスみせて世界チャンピオンになります!」
 IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(28日・横浜BUNTAI)で同級1位のエドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)と対戦する同3位力石政法(大橋)が16日所属の大橋ジムで公開練習に臨み、改めて必勝宣言した。

岡田トレーナーとのミット打ちを披露する力石㊧

 兄の矢吹正道(現IBF世界フライ級王者)と兄弟同時世界制覇の夢に近づいているが、「世界戦だからといって特にプレッシャーがかかっているわけでもない。1戦1戦人生を懸けてやってきたこれまでの試合と変わらない。何ごとも落ち着いて、リラックスして臨めています」と力石は語った。

 相手のヌ二ェスは27勝全KO(1敗)の強打者だが、一撃で倒すタイプではないとみている。「一発型なら楽ですが、ボクシングを組み立てゴリゴリと削っていくタイプ。でも僕には当てはまらない。スタミナは負ける気がしないから」と強気だ。

 ジムも特別体制で力石をバックアップ。移籍2戦目で世界タイトル戦を決め、それも国内開催。指導スタッフも、元日本S・フェザー級王者の岡田誠一、元ロンドン五輪代表の鈴木康弘と有能な2人のトレーナーとチームを組ませた。また井上尚弥らトップ選手と一緒の練習で吸収するものも少なくなかったと力石は言う。

 会見の中で力石は「ひとつ訂正があります」と切り出した。挑戦発表の記者会見で「負けたら引退する」とした自らの発言について「もちろん勝つつもりですが、どんな結果であれ、ボクシングは続けます」と修正したのだ。

 これは新体制で練習するうちに「まだ伸びているな、自分の限界はここじゃない」と感じたからという。そこで、万一勝てなくても、このまま辞めてしまってはもったいないと考え方を改めたという。28日の試合が楽しみだ。当日はLeminoプレミアムでライブ配信される。

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