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再戦もジャッジ泣かせ、ガルシアがIBF・S・フライ級新王者に カリストに2-1

2025年5月24日 15時49分

 現地時間23日、メキシコ・サカテカスのマルセリーノ・ゴンサレス・ヒムナシオにて仕切り直しのIBF世界スーパーフライ級王座決定戦が行われ、同級3位のウィルバルド・ガルシア(メキシコ/114.8ポンド)が同級4位のレネ・カリスト(メキシコ/114.8ポンド)に12回判定勝利し、新王者となった。スコアは115-113、116-112、113-115の2-1。

 昨年12月、静岡でドローに終わった両者によるダイレクトリマッチはガルシアのジャブで幕を開けた。初回はガルシアが手数で優勢、しかし2ラウンドはカリストも相手の打ち終わりをヒットして有効打ではやや上回る――初戦同様に混戦を思わせる序盤。

 ガルシアは荒々しいスタイルから空振りを気にしないようなビッグパンチを振って前進し、カリストは外しながらパンチをコツコツと入れていく展開でラウンドは進んだ。ガルシアの攻勢かカリストの有効打か、相変わらずジャッジ泣かせだった。

 シーソーゲームで迎えた7ラウンド序盤、カリストの右フックがガルシアのアゴに好打。しかしガルシアは自身のグローブでアゴをチョンチョンと指し、もっと打ってこいとアピール。中盤もカリストの左右フックがヒットした。8ラウンドは終盤の揉み合いでカリストがガルシアの左ひじをねじったとしてレフェリーから注意が入る。9ラウンド終了間際にはガルシアの偶然のバッティングでカリストは右頬から出血した。

 終盤も初戦と同様に両者疲労がうかがえ、根比べの様相となる。そんな中ややカリストの手数が減った。最終回はスイッチしながら強引に前に出るガルシアの攻勢がポイントを引き寄せたか。35歳のガルシアは23勝13KO5敗2分。敗れた30歳のカリストは23勝9KO1敗1分。

 セミファイナルのライトフライ級10回戦は、世界挑戦経験のあるWBC同級36位のネイデル・バルデス(メキシコ/107.8ポンド)がビクトル・ロハス(メキシコ/108ポンド)にまさかの2回KO負け。番狂わせを起こした21歳のロハスは9勝5KO3敗3分。昨年12月、WBA王座決定戦でエリック・ロサ(ドミニカ共和国)と対戦し、12回判定負けを喫している24歳のバルデスは14勝11KO3敗2分。ロサ戦からの再起に失敗。

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